研究課題/領域番号 |
12670297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松口 徹也 名古屋大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10303629)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | Toll-like receptor / マクロファージ / NF-κB / JNK / LPS / phosphatase / MKP / 自然免疫 / NF-kB / フォスファターゼ / 細菌感染 / yeast two hybrid / STAT5 / 遺伝子発現 |
研究概要 |
<目的>Toll-Like Receptor(TLR)は病原菌の分子パターンを認識し、NF-κB、MAPK経路を活性化し、サイトカイン産生、抗原提示能の亢進を誘導する。TLR2はリポ蛋白、ペプチドグリカンやある種のLPS、TLR4はLPSのレセプターとして働き、細菌感染防御に重要な役割を果たすが、その発現動態の詳細については知られていない。また、TLRの下流シグナル伝達にはMyD88が重要な役割を果たすが、そのKOマウスにおいてもLPSによる下流シグナルの活性化がおこることが報告されている。今回、我々はTLRの遺伝子発現機構および下流シグナルの解析を試みた。<結果・考察>1)マウスマクロファージにおけるTLR2/4遺伝子発現を比較し、TLR2のみがLPSおよび各種サイトカインによって誘導されることを示した。また、マウスTLR2遺伝子発現調節部位をクローニングし、2つのNF-κB結合部位が発現誘導に重要な働きをしていることをしめした。 2)Yeast Two Hybrid法にてTLR4細胞内ドメインと特異的に結合する複数個のcDNAクローンを得た。そのうち2つはMyD88であり、残りのうち2つはJIP3(JNK interacting protein 3)といわれるJNK結合性scaffold proteinであった。マクロファージにおいてもJIP3はTLR4と結合し、JIP3の強発現でLPSによるJNK活性化が著明に増強されたことより、LPSによるJNK活性化に関与していることが考えられた。3)マクロファージに発現する新規MKPをクローニングし、MKP-M(MAP kinasephos phatase isolated from macrophages)と命名した。MKP-MはMAPKのうちJNKを特異的に脱リン酸化し、マクロファージでLPSによって誘導され.、LPSによるJNK活性化、TNFα産生を負に制御する役割を果たしていた。
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