研究課題/領域番号 |
12670338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
志渡 晃一 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (20206098)
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研究分担者 |
甲谷 哲郎 北海道大学, 医学部, 助教授 (70205350)
小橋 元 北海道大学, 医学部, 講師 (60270782)
三宅 浩次 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (20045363)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 疫学研究 / 職域コホート / 循環器疾患 / 危険因子 / 自覚症状 / 生活習慣 / 労働条件 / 臨床検査値 / 性格行動 / ライフスタイル |
研究概要 |
男性通信作業従事者8,508名を対象として、1)自覚症状、2)生活習慣、3)労働条件、4)性格行動、5)臨床検査値について検射した。 1)では、自覚症状30項目を決定し、それに基づいて自覚症状得点を算出した。自覚症状得点は0〜93.6の範囲にあり、25%タイタイルは8.2、50%タイルは28.5であった。 2)では、1)の自覚症状に影響を与える生活習慣について検討し、「喫煙」「食事の不摂生」「過度の飲酒」などが自覚症状の有訴率を上昇させることを確認した。 3)では、1)の自覚症状に影響を与える労働条件について検討し、業務内容や役職、職場での人間関係・支援状況などが自覚症状の有訴率に強く影響することを確認した。 4)では、自己成長エゴグラム(SGE)50項目から対人関係の基本的構えを類型化し、1)の自覚症状の訴え率との関連を検討した。自覚症状の訴え率は、「自己否定、他者肯定」の群でもっとも高く「自他肯定」の群で低い傾向が認められた。 5)では、性格行動と高血圧の関連を検討した。高血圧者の割合は、「自他肯定」の群でもっとも低く、「自己肯定、他者否定」の群では高かった。 研究当初の目的の一つである遺伝素因については、アンケート調査を実施し一部の受容状況を評価できたものの、個々の承諾を得て血液試料の提供を受ける段階にまで至らなかった。今後は、インフォームドコンセントが得られた対象者についてアンジオテンシノーゲンなど関連遺伝子のタイピングなどを行い、有所見者に対する個人別の健康教育・カウンセリングでリスクへの介入の効果を遺伝素因別に評価する予定である。
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