研究課題/領域番号 |
12670342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 (2001-2002) 山形大学 (2000) |
研究代表者 |
安村 誠司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50220158)
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研究分担者 |
中野 匡子 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (50295408)
藺牟田 洋美 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助教授 (60250916)
金川 克子 石川県立看護大学, 教授 (10019565)
深尾 彰 山形大学, 医学部, 教授 (80156736)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 「閉じこもり」 / 高齢者 / 介護予防 / 介入研究 / 痴呆予防 / スクリーニング / 信頼性 / 妥当性 / 閉じこもり / Housebound / Homebound / 独居 |
研究概要 |
目的:(1)外出の程度から「閉じこもり」を測定するスクリーニング尺度を作成し、信頼性、妥当性を検討する。(2)地域における「閉じこもり」高齢者に対する健康情報の提供とライフレビューを用いた介入プログラムを作成し、その有効性を検討する。(3)痴呆予防事業の「閉じこもり」予防との関連による予防プログラムを検討する。 対象と方法:(1)福島県某市A地区在住の70歳以上のうち介護保険利用者を除いた住民全員を対象とした(2001年は822名、2002年は590名)。信頼性の検討は平行テスト法で行う。妥当性は「閉じこもり」に関連する項目に対する感度、特異度で検討する。(2)上記(1)と同じ対象を用いた。2001年の訪問調査対象者のうち、「閉じこもり」と判定された74名から痴呆、聴覚の障害がある人を除いた64名が対象。対象を介入群と対照群の2群に無作為に分け、介入群に対し週1回、計6回の介入を行った。(3)石川県T町で平成13年の「すこやか健診」を受診した65歳以上の高齢者を対象とし、平成14年度のアンケートを配布し、466名のデータを回収した。 結果:(1)「閉じこもり」スクリーニング尺度と同質とみなせる「障害老人のための自立度判定基準(1991)」との相関は0.367(P<.01)であった。妥当性では、感度は30.3〜60.9%、特異度は79.6〜91.9%の範囲であった。概ね使用可能な指標と考えられた。(2)介入により「閉じこもり」の解消にまでは至らなかったが、介入群では生活体力で有意に維持・改善していた。「閉じこもり」高齢者に対する本プログラムの有効性が示唆された。(3)「閉じこもり」状態ともの忘れ状態に、ある程度は関連がみられた。「閉じこもり」予防と痴呆予防とを包含した対応が今後重要と考えられる。
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