研究課題/領域番号 |
12670351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
金森 雅夫 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90127019)
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研究分担者 |
鈴木 みずえ 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (40283361)
中原 大一郎 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80128389)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 高齢者 / 音楽療法 / 評価 / 痴呆 / 動物介在療法 / 障害者 / 評価手法 |
研究概要 |
痴呆性高齢者の音楽療法の長期効果と行動評価を分析するために療養型病床群に入院中の痴呆性高齢者に音楽療法を2ヶ月間16回および3ヶ月25回の2回実施し、評価を分析した。GBS Behave ADなどの行動評価とクロモグラニンAによるストレス評価を行った。介入直前と比べ介入直後は、ストレスが軽減している傾向が伺えた。音楽鑑賞に関するリラクゼーション効果としての評価手法として心拍変動のスペクトル解析が適切であるか分析した。20歳代女性のボランテイアを対象に心拍変動のスペクトル解析による自律神経評価およびクロモグラニンによる内分泌学的評価を行った。研究結果から音楽の嗜好に関係なく、音楽はリラックス効果をもたらすことが明らかになった。また、嗜好によって分析するとリラックス効果が有意な関係を示していた。デイケアに通所する痴呆性高齢者を対象に動物介在療法を実施し、その評価方法を検討した。NMスケール、N-ADL、高齢者用多次元尺度などを用いた結果、高齢者の問題行動の軽減およびストレスホルモンの軽減などが明らかになった。音楽療法および動物介在療法の一環としてペット型ロボットのアクティビティケアを実施した。ロボットに人間と動物の関係において期待される安心感やリラックスのような効果の要因を取り入れることが可能ならば、ロボットにはそれ以上あるいはそれ以外の効果を期待することの可能が示唆された。
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