研究課題/領域番号 |
12670364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
三宮 邦裕 大分医科大学, 医学部, 助手 (30215925)
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研究分担者 |
熊本 俊秀 大分医科大学, 医学部, 助教授 (40134936)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 神経疾患問診票 / 多発性ラクナ梗塞 / スコアー化 / 神経疾患スクリーニング / 在宅高齢者 / 神経疾患検診システム |
研究概要 |
平成10〜11年度において作成した、ラクナ状態/多発性ラクナ梗塞(LS/MLI)患者を一般住民から抽出する「LS/MLl患者スクリーニングのための問診票」の妥当性の検討を行った。 当科および関連病院において画像上確認し得た新規のLS/MLI患者73人(男38、女35、60〜90歳、平均73.0±6.5歳)、健常対照者89人(男27、女62、60〜83歳、平均70.0±5.5歳)に本問診票を実施した(病院群)。この結果を基に、過去熊本県M町の60歳以上の在宅高齢者(M町群)で検討した条件を用い、本問診票の判定基準、妥当性、有用性について検討した。 病院群では、自覚症状スコア(神経学的愁訴のうち有意差を認めた12項目を1〜3点に分類し総スコア化)はLS/MLI患者群および対照群で11.8±6.2、6.8±5.1点(P<0.001)、有意因子項目数(ライフスタイルにおいて有意差を認めた8項目中の陽性項目数)は2.5±1.4、1.8±1.1(P<0.001)であった。M町群では、自覚症状スコアは各々5.7±5.0、2.9±3.3点、有意因子項目数は2.2±1.3、2.2±1.2であり、今回の検討では自覚症状スコアで有意に高値を示した。昨年度M町群で検討した至適条件(自覚症状2点以上かつ有意因子項目1項目以上)でLS/MLI患者の判定を行うと、敏感度89.0%、特異度29.2%、2次検診者76.0%であり、満足する結果ではなかった。自覚症状2点以上かつ有意因子項目3項目以上の条件では、敏感度67.1%、特異度50.6%、2次検診者57.4%となり、ほぼ満足する結果が得られた。 今回の対象者が患者群のみならず健常対照群も病院受診者であることが敏感度・特異度へ影響し、M町群とは異なる結果がでたと推定されるが、本問診票によりLS/MLI患者スクリーニングは可能であると判断される。
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