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地域高齢者の老化遅延のための介入研究

研究課題

研究課題/領域番号 12670382
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関(財)東京都高齢者研究・福祉振興財団

研究代表者

熊谷 修  (財)東京都高齢者研究・福祉振興財団, 東京都老人総合研究所・地域保健研究グループ, 研究助手 (80260305)

研究分担者 渡辺 修一郎  桜美林大学, 大学院, 助教授 (20230964)
吉田 祐子  東京都老人総合研究所, 地域保健部門, 研究員 (30321871)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード地域高齢者 / 老化 / 介入研究 / 栄養改善 / アルブミン / 老化遅延
研究概要

背景・目的:高齢者の老化を遅らせる条件として身体の良好な栄養状態を維持することが必須である。本介入研究の目的は,自治体が行う住民サービス事業を基幹として展開した自立高齢者の栄養状態改善による老化遅延のための介入プログラムの効果を評価することにある.対象と方法:対象地域は,秋田県南外村である.介入集団は同村に在住する65歳以上の地域在宅高齢者,男性360名,女性491名,計851名である.平均年齢は全体で71.7(±5.4)歳である(男性71.3±5.2歳,女性72.0±5.5歳).介入期間は,2000年7月から2002年7月までの2年間である.介入による食品摂取習慣と身体栄養状態の変化を観察するため介入前後に,医学検診と面接アンケート調査を行った.食品摂取習慣の変化は,10食品群の食品摂取頻度調査により把握した.身体栄養指標は,血清アルブミンを測定した.介入効果は,介入プログラムに頻回に参加した参加群と参加しなかった不参加群に区分し指標変数の変化を比較し評価した.介入プログラムは164回行われ,延べ5392名が参加した.結果:75歳以上において,男性,参加群で肉類摂取頻度が有意に増加していたのに対し,不参加群では不変であった.同年齢層の女性の参加群では不変であったのに対し,不参加群では有意に低下した.介入集団全体で参加群,不参加群とも油脂類摂取頻度の有意な低下が認められた.血清アルブミンは介入対象全体で参加群,不参加群ともに有意な低下は認められなかった.結論:ご本介入研究により,75歳以上男性で肉類摂取頻度における介入効果が認められた.開発された高齢者の低栄養予防のための食生活指針の実行可能性が実証できた.

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (15件)

  • [文献書誌] 熊谷修: "高齢期に求められる食生活の解明-観察研究から介入研究へ-"New food Industry. 44(11). 17-24 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 熊谷修: "高齢期に求められる食生活 生活習慣予防から老化予防へ"食の科学. 301. 20-28 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shibata H, Kumagai S: "Nitrition and Longevity"Review in Clinical Gerontology. 12. 97-107 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 熊谷 修: "くらしの豆知識2003(分担執筆)"国民生活センター. 269 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kumagai S, et al.: "An intervention study to improve nutritional status for the competent elders living in the community"Geriatrics and Gerontology International. (in submission).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 熊谷 修: "高齢期に求められる食生活の解明-観察研究から介入研究へ-"New food industry. 44(11). 17-24 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷 修: "高齢期に求められる食生活 生活習慣病予防から老化予防へ"食の科学. 301. 20-28 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Shibata H, Kumagai S: "Nutrition and Longevity"Review in Clinical Gerontology. 12. 97-107 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷 修: "くらしの豆知識(分担執筆)"国民生活センター. 268 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷 修: "一人暮らし高齢者の食生活"総合ケア. 11(11). 6-11 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷 修: "老化を防ぐ食生活-健康長寿をめざして-"新企画 出版社. 16 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷修: "地域在宅高齢者を対象とした住民サービス事業展開による介入プロセス"中年からの老化予防に関する医学的研究東京都老人総合研究所編. 報告書. 279-284 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷修: "地域在宅の自立高齢者の老化を遅れせる手段の開発をめざして"中年からの老化予防に関する医学的研究東京都老人総合研究所編. 報告書. 285-292 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺修一郎: "在宅虚弱高齢者に対する介入研究による健康状態の変化"中年からの老化予防に関する医学研究東京都老人総合研究所編. 報告書. 293-302 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 熊谷修: "「高齢者の食と栄養管理」高齢者の食と栄養に関する介入研究とそのエビデンス(分担執筆)"(株)健帛社日本栄養・食糧学会監修. 256 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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