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消化器吸収上皮・消化管内分泌細胞間のシグナル伝達機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12670454
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関山形大学

研究代表者

間中 英夫  山形大, 医学部, 助教授 (00190554)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードGLP-1 / Na / グルコース共輸送担体 / コンフォーカル顕微鏡 / グルコース吸収 / cAMP / グルコース共輸送坦体
研究概要

研究項目としていた、glucagon-like peptide-1(GLP-1)分泌細胞の腔内露出部におけるはNa/グルコース共輸送坦体の存在の証明につては、蛍光色素で標識したNa/グルコース共輸送坦体の抗体と腸管グルカゴンの抗体を用いて二重染色を行い、コンフォーカル顕微鏡を用いて蛍光免疫組織学に研究して、GLP-1細胞の腔内露出部にはNa/グルコース共輸送坦体は存在しないことが認められたことから、腸管内腔に露出したGLP-1細胞は腸管腔のグルコースを直接認識していないと考えられた。したがって、グルコース吸収時におけるGLP-1細胞への刺激伝達機構の存在が想定される。また、腸管腔からのグルコース吸収時におけるGLP-1分泌増加の機構の解明については、神経伝達物質としてアセチルコリンについての研究ではGLP-1分泌がを刺激しないこと、また、bombesin、gastrin releasing peptideやmethionine-enkephalinはGLP-1分泌を刺激するが、グルコース吸収時には分泌が増加しないことから、腸管腔からのグルコース吸収時におけるGLP-1分泌増加には関与していないと考えられられた。
吸収上皮とGLP-1分泌細胞との間に情報を伝達する機構については、腸管腔からのグルコース吸収時において腸管膜静脈系のcAMPが増加し、cAMPの腸管の動脈側からの投与によりGLP-1分泌が増加することから、cAMPがグルコース吸収時のGLP-1分泌増加の伝達機構に関与していることが示唆される研究結果が明らかになりつつある。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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