研究課題/領域番号 |
12670464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大西 真 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (00183236)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | C型肝炎ウィルス / トランスジェニックマウス / ウィルスレセプター / CD81 / C型肝炎ウイルス |
研究概要 |
C型肝炎ウイルスのレセプターとして、CD81が有力候補にあがっている。我々は、CD81を強力に各種マウス細胞株で発現させるとともにCD81を強力に発現させたトランスジェニックマウスを作成した。細胞株での検討ではCD81を強く発現させた肝癌細胞株でのみ、RT-PCR法によるHCV-RNAのマイナス鎖が検出され、HCVの増殖が確認された。7-10日目の培養細胞でもっとも強く増殖をみとめ、通常のB-6マウスの肝細胞株よりも別の系統のマウス肝細胞株で、HCV-RNAのマイナス鎖を、つよくみとめた。 一方、トランスジェニックマウスは内因性のマウスCD81をノックアウトし、ヒトCD81のみを強力に発現させたトランスジェニックマウスを作成した。C型肝炎患者の新鮮な血清をマウスに静注した。定期的に肝機能(GPT)をチェックし、肝臓をとりだしで肝炎の有無、HCVの存在などを病理学的にチェックした。現在のところ、B-6マウスでは肝炎を発症していないが、他の系統のマウスで検討中である。又、CD81以外に別のファクターの存在がHCVの感染に必要なことも考えられ、あわせて検討中である。
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