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肝細胞癌におけるアポトーシス阻害蛋白に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12670478
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関三重大学

研究代表者

白木 克哉  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (90263003)

研究分担者 伊藤 正明  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (00223181)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードアポトーシス / アポトーシス阻害蛋白 / 肝細胞癌 / 肝癌 / Survivin
研究概要

1.PPARγリガンドによるアポトーシス誘導。
3種類の培養胆管細胞癌に15d-PGJ2を加え、24h培養を行いMTT法を用い細胞数を評価した。3種類の細胞はFAS刺激ではいずれも有意な細胞数減少を認めなかった。しかし、RBE, ETK-1の二つの細胞は15d-PGJ2を加えた後、濃度依存性に細胞数の減少を認めた。100μMの濃度で約40%にcell viabilityが低下した。一方、HuCCT-1は100μMでも細胞数の有意な減少を認めなかった。15d-PGJ2によるRBE, ETK-1の細胞数減少がアポトーシスであることを確認するためにDAPIによる核染色を行った。RBE細胞は15d-PGJ2未処理では核の形態に変化を認めなかったが、15d-PGJ2にて核の凝集、せん断化を認め、アポトーシスが生じていることを確認した。
2.アポトーシス関連蛋白の発現。
アポトーシス抑制蛋白としてFlice/Caspase8-inhibitoly protein(FLIP), Bclx, XIAPがウエスタンブロッティングにおいて、いずれの細胞にも発現が確認された。特に、HuCCT-1においてFLIP, XIAPの発現が強かった。一方、アポトーシス誘導関連因子であるApaf-1はETK-1にはほとんど発現が認められなかったが、ほかの2つの細胞では発現が認められた。
各種胆管細胞癌に15d-PGJ2を加えたときのアポトーシス関連蛋白の発現の変化について検討した。RBEはCaspase3,Caspase8の著明な低下を認めた。しかしETK-1,HuCCT-1は、Caspase3,Caspase8は軽度低下したのみであった。XIAPはすべての細胞で15d-PGJ2の濃度依存性に発現の低下が認められた。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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