研究課題/領域番号 |
12670544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
矢内 勝 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (00210287)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 好中球 / 細胞遊走 / β2インテグリン / 細胞骨格 / 細胞質粘弾性 / 光トラップ / 接着 / 貧食 / 遊走 |
研究概要 |
平成12年度:β2インテグリンが休止好中球の局所に及ぼす効果の検討β2インテグリンは、好中球の強固な接着、貧食、内皮間遊走に関与している。球形の休止状態にある好中球において、一方の光トラップで細胞を溶液中に浮遊した状態で捕捉し、他方の光トラップ抗CD18ビーズ捕捉して細胞膜に付着させた。10秒以内にビーズが好中球に接着し、100秒でビーズ接着部位から仮足を進展させビーズを貧食した。β2インテグリンに仮足を出させる作用があることを示す初めての知見である。さらに、β2インテグリンによる仮足形成作用は、myosin light chain kinase阻害薬であるML-9やmyosin ATPase阻害薬のBDMによりdose dependentに阻害された。β2インテグリン刺激で生じる仮足には、アクチン-ミオシンによる細胞皮質の収縮が重要なことが示唆された。 平成13年度:β2インテグリンが好中球の細胞骨格に与える効果の検討β2インテグリンは、好中球表面に発現する接着分子に一つで、CD18とCD11a, b,またはcとヘテロダイマーを形成している。好中球表面に発現したCD18に抗CD18抗体と結合させ、抗CD18抗体の集合を生じさせるとβ2インテグリンの活性化がおこることが知られている。二次抗体をラベルしたラッテクスマイクロビーズに抗CD18抗体を結合させた。(抗CD18ビーズ)。球形の休止状態にある好中球において、一方の光トラップで抗CD18ビーズを細胞膜に付着させて、他方の光トラップでその直下の細胞質粘弾性の変化を調べることにより、β2インテグリンが付着後30秒以内に付着部直下の細胞質粘弾性の低下はみられなかった。細胞膜局所のβ2インテグリンの活性化で、その直下の細胞皮質にアクチンの重合を生じたと考えられる。
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