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アルツハイマー病の病因におけるマイクログリア細胞の機能の解明及び治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 12670587
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関東北大学

研究代表者

古川 勝敏  東北大, 医学部附属病院, 助手 (30241631)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードアルツハイマー病 / マイクログリア / アミロイド / サイトカイン / 細胞培養
研究概要

(1)株化マイクログリア(MG)細胞(N9細胞)およびラット,マウス初代MG細胞の培養を確立し、それらを用いて神経毒性物質(興奮性アミノ酸、アミロイドβ-ペプチド等(Aβ)、鉄イオン)がいかにMG細胞を活性化するかを定量解析した。MG細胞の活性化はinterleukin-1,tumor necrosis factor-α(TNFα)等のサイトカイン、inducible nitric oxide synthase(iNOS)等の窒素酸化酵素の産生をウエスタンブロッティング及びELISA法で測定すること、及びFluoro-Gold顆粒の取り込みを測定することにより定量した。また神経細胞保護作用があると言われるα-トコフェロール等の過酸化抑制物質、アスピリン、イブプロフェン等の抗炎症剤、エストロゲン等のステロイドホルモン等が培養MG細胞の活性化を抑制するか否かを検討した。また同時にfura-2法を用いてこれら神経毒性物質及び神経保護物質に培養MG細胞が曝露した際の細胞内Ca^<2+>濃度の変化を測定した。
(2)ラット及びマウスを用いてMG細胞と神経細胞の初代混合培養システムを確立し、前述した神経毒性及び保護物質を培養細胞に負荷しMG細胞の活性化と神経細胞障害との関連を明らかにした。
(3)2年度からはAβがMG細胞を活性化し同時に活性化されたMG細胞がさらなる過剰のAβを放出するかをELISA法を用い細胞培地中のAβ1-40及びAβ1-42を測定した。またAβ1-42はAβ1-40より毒性が高く、プレシニリンの変異マウスにおいてAβ1-40に比べより多くのAβ1-42が産生されていることが報告されている。ここではAβの負荷によりMG細胞ががさらなるAβを放出するというポジティブフィードバックが起こりより神経細胞に対し悪影響を及ぼすかどうかを検討した。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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