研究課題/領域番号 |
12670618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
清水 夏繪 帝京大学, 医学部, 教授 (80095017)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 片麻痺 / 脳機能再構築 / 手指運動 / fMRI / 脳血管障害 |
研究概要 |
成人の脳にも可塑性のあることが示されている。本研究では機能的磁気共鳴画像によって脳機能の再構築をとらえることを目的とした。 タスクは第2指の屈曲運動の反復で、健側、麻痺側、両側同時の手指運動の3種を、20秒運動後20秒休息で3サイクル実施した。1.5Tスキャナーにより、gradient echo-type EPIを得、統計処理を行って、運動により賦活化された脳の局在を同定した。 対象は正常者1名、亜急性期の片麻痺患者4名である。いずれも初診時には中等度以上の筋力低下があったが、検査時には手指運動が可能なまでに回復していた。 その結果、正常者、片麻痺患者ともに片側運動では反対側の、両側同時運動では両側の感覚運動野とその皮質下、補足運動野が賦活された。正常者では賦活部位は狭い範囲に限局し、片側運動で、わずかに同側感覚運動野も賦活された。患者では麻痺側運動で補足運動野の賦活の少ないもの2例、障害脳の賦活が正常脳より強いもの、両側同時運動で補足運動野の賦活のないものが1例ずつあった。 随意運動のストラテジーは各自異なるように思われたが、これまでの報告とは異なり、麻痺手指運動で、正常脳がより賦活されることはなかった。どの患者にも正常手指の連合運動が見られなかったことと関連するかも知れない。また、補足運動野の賦活部位が1側か、両側か、障害脳の賦活部位が正常脳と全く同じ部位であるか否かは更に検討を要し、経過を追ったfMRIと症例の集積も必要である。 一方、脳機能の再構築を知るために2回のfMRIはいつ撮るのが適切かを検討するために、手持式数取器で上肢巧緻運動を、握力計で筋力を1週ごとに4週まで測定した。正常側の運動機能は発症14日目以降で優位の改善を示すことがわかった。 *なお、本研究構帝京大学医学部附属市原病院の倫理委員会で承認され、被験者には検査の目的と方法を十分説明した後で書面での同意を得た。
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