研究課題/領域番号 |
12670647
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
鈴木 忠 群馬大, 医学部, 教授 (50106928)
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研究分担者 |
本岡 正彦 群馬大学, 医学部, 助手 (10312894)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | レプチン レセプター / 心筋細胞 / アポトーシス / 虚血再灌流 / 肥大 |
研究概要 |
レプチンレセプター(ob・R)には5種類のアイソフォームの存在が知られている。レプチンレセプターob-Ra、ob-Rcのシグナル伝達はMAPK系、ob-RbはSTAT系を介する。心筋細胞の肥大・アポトーシス誘導にはMAPK系を介したシグナル伝達の関連が明らかとなっている。 虚血再灌流した心筋梗塞ラットを用い、虚血心筋におけるレプチンレセプター遺伝子(ob-R mRNA)の経時的変化を虚血再灌流直後から36時間後まで検討した。正常コントロールラットの心筋細胞には4種のアイソフォーム レプチンレセプター遺伝子(ob・Ra mRNA、ob-Rb mRNA、ob-Rd mRNA、ob-Re mRNA)がRT-PCR法で検出された。 ob-Rb mRNAの発現は虚血再灌流後低下し、4〜8時間で消失したが、ob-Ra mRNAの発現は時間依存的に増加し8時間でコントロールの7倍となった。一方、レプチン遺伝子(ob mRNA)の発現も8時間で有意に増加した。24時間後にはob-Ra mRNA、ob-Rb mRNAおよびob mRNAの発現レベルは正常コントロールレベルに戻った。p53 mRNAの発現レベルは虚血再灌流後、36時間で最大となった。また、虚血再灌流後36時間のラット心筋組織にはp53がウエスタンブロット法で検出され、免疫組織化学的検出法(TUNEL法)でもTUNEL陽性心筋細胞が確認された。 一方、レプチンを投与したob/obマウスの心筋においてp53 mRNAの発現増強が認められた。 虚血再灌流の障害心筋において、レプチンはレプチンレセプターのアイソフォームの発現変換により、p53由来のカスケードを含むメカニズムを介してアポトーシス誘導の一端を担っているかもしれない。
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