研究課題/領域番号 |
12670702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 直樹 日本医科大学, 医学部, 講師 (70291721)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | イミダゾリン-1受容体 / 心不全 / α2アドレナリン受容体 / α_2アドレナリン受容体 / 交換神経系 / 心機能 / 圧受容体反射 |
研究概要 |
【背景・目的】交感神経の活性化は心不全進展過程においてよく知られた現象である。臨床でも、β遮断薬が心不全治療に有用であることが示されている。しかしながら、心不全進展過程において、中枢性に交感神経を抑制することが有用であるか否かはよく知れらいない。そこで、我々は、延髄のイミダゾリン受容体に作用するといわれるrilmenidine(RIL)を用いて、心不全の進展を抑制しうるかどうかをビーグル犬を用いた心不全モデルで検討した。 【方法】12匹のビーグル犬を開胸し、左室内圧測定用ゲージ、右室ペーシングワイアー、右房内カテーテルを挿入。回復後、無作為にRIL投与群と生理食塩水投与群にわけ、それぞれ右室ペーシング250bpmで心不全を作成し、検討した。RILは0.5mg/kg/dayで、同じ速度で生理食塩水をそれぞれ、5週間投与した。心臓超音波検査にて、左室駆出率、左室拡張終期径と収縮終期径、%FSを測定した。 【結果】 ペーシング前の血行動態は差がなかった。しかし、ペーシング5週後では、左室の%FS、駆出率、拡張終期径はRIL群で有意に(p,0.05)で良好であった。 【結語】中枢性の交感神経抑制は心不全の進展を抑制する作用があることが示唆された。
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