研究課題/領域番号 |
12670790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
須賀 定雄 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (70257616)
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研究分担者 |
吉川 哲史 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (80288472)
浅野 喜造 (浅野 嘉造) 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40131180)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | HHV-6 / A431細胞 / HLA / ICAM-1 / サイトカイン / リアルタイムPCR / ケモカイン / 臓器移植 / RT-PCR / HUVEC / 持続感染 |
研究概要 |
臓器移植後合併症におけるHHV-6感染の関与を解析するため、HHV-6のin vitro感染システムの確立、各種サイトカインやケモカイン発現様式、リアルタイムPCR法による炎症性サイトカイン定量法を評価し、以下の成績を得た。 1)HHV-6 variant B(FG-1株)は、A431細胞や成人皮膚血管内皮細胞に感染するとが証明された。後期蛋白の発現はみられず、前初期蛋白のみが確認され、感染48時間で陽性細胞の割合は最高値に達した。 2)A431細胞におけるHHV-6感染の結果、HLA class I、HLA class II、ICAM-1の表面抗原発現が亢進していることが判明した。また半定量的なRT-PCR法およびELISA法の両者により感染細胞中のTNF-α、IL-1β、IL-6の各種炎症性サイトカインの発現も同時に亢進していることが確認された。 3)炎症性サイトカインやケモカイン遺伝子発現を鋭敏に測定するための感度および特異性に優れたリアルタイムPCR法を確立した。 今後、経時的に採取された骨髄移植後の患児末梢血単核球を用いて、各種サイトカインやケモカイン遺伝子発現を解析し、HHV-6感染群、非感染群で比較する必要性があろう。
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