研究課題/領域番号 |
12670835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
早川 和人 杏林大学, 医学部, 講師 (50146669)
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研究分担者 |
水川 良子 杏林大学, 医学部, 助手 (50301479)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | アトピー性皮膚炎 / 樹状細胞 / BALB / cマウス / 急性期 / 慢性期 / CD11^+ DC / Th1 / Th2 / ハプテン / リンパ節 / CD11c / IL-12 / TNF-α / IFN-γ |
研究概要 |
BALB/cマウスを感作後、同一ハプテン(OXまたはTNCB)にて繰り返し誘発することにより、急性期(1回のみ誘発)、慢性期(24日以上繰り返す)の病変を作成し、所属リンパ節における免疫反応を比較検討し、病変成立における樹状細胞(DC)の役割を検討した。 1.急性期、慢性期リンパ節細胞内のCD11c ^+DC分画におけるIL-1,TNF-α産生について検討した。LPSによる4時間刺激後の細胞内サイトカインを、フローサイトメトリーを用いて測定することにより、急性期と慢性期との比較を行ったところ、慢性期における両者のサイトカイン産生は、急性期と比べ著明に低下していた。刺激時間を変えて同様の検討を行ったが、やはりどの時間においても著明な産生の低下が認められた。この結果は慢性期にはCD11c ^+DCが減少している可能性を考えさせた。 2.慢性期リンパ節細胞よりDC分画を除去し、急性期リンパ節細胞より得られたDC分画を加えることにより、CD8 ^+T細胞からのIFN-γ産生はある程度回復した。一方、慢性期リンパ節細胞中のDCを、DC分画を除いた急性期リンパ節細胞に加えたところCD8 ^+T細胞からのIFN-γ産生は著明に抑制された。このことは、DCから産生されるサイトカインの低下が慢性期リンパ節細胞のTh1反応の低下、Th2反応へのシフトの大きな要因と考えられた。 3.皮膚病変部において免疫組織学的に検討したところ、急性期皮膚に比べ、慢性期皮膚では真皮に浸潤しているCD11c ^+DCが減少しており、リンパ節と同様の結果が得られた。 以上の結果は、慢性期には皮膚、リンパ節ともに繰り返し刺激を加えた結果、CD11c ^+DCがactivation-induced cell deathに陥り、Th1反応が抑制されたと考えられる。
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