研究課題/領域番号 |
12670839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 北海道大学 (2001) 帝京大学 (2000) |
研究代表者 |
秋山 真志 北海道大学, 医学部・附属病院, 講師 (60222551)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 葉状魚鱗癬 / 非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症 / 魚鱗癬 / セル・エンベロープ / トランスグルタミナーゼ / 非水疱型先天性 |
研究概要 |
(1)免疫電顕による解析 前年度集積された患者の内、共焦点レーザー顕微鏡による観察等でcornified cell envelopeの形成異常が確認された症例に対して、前年度に引き続きcornified cell envelopeの前駆蛋白に関して、免疫電顕により微細構造レベルでの発現分布状態を解析し、患者病変部表皮における分子レベルでのcornified cell envelopeの形成異常を定量的に明らかにした。 (2)遺伝子変異の同定 十分なインフォームドコンセントに基づき、患者ならびに家族から採血し、genomic DNAを抽出した。前年度の検索、および、上記(1)の結果より、発現、分布に異常のみられた蛋白についてHeteroduplex法、direct sequencing法等の方法を用いて、遺伝子変異を解析した。 (3)病因蛋白、遺伝子変異と魚鱗癬病像の相関関係の解明 前年度および上記の結果を総括的に解析して、葉状魚鱗癬、非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症における遺伝型・表現型の相関関係(genotype/phenotype correlation)を明らかにした。各症例における原因遺伝子変異(遺伝型)と皮膚における表現型(臨床症状、発症年齢、重症度、予後、組織における微細構造変化、蛋白発現状態の変化、免疫電顕レベルでの原因分子の微細局在様式の変化)との関連を総括的に解析し、本疾患の遺伝型・表現型の相関関係を明らかとした。
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