研究課題/領域番号 |
12670859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
絹谷 清剛 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (20281024)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 放射性医薬品 / 内照射療法 / メチルキサンチン誘導体 / 放射線増感作用 / モノクローナル抗体 / 細胞周期停止 / 腫瘍内酸素化 / メチルギサンチン誘導体 |
研究概要 |
1.methylxanthine誘導体(pentoxifylline、caffeine)によるLS180ヒト大腸癌細胞(機能的p53欠失)のRe-186標識抗大腸癌抗体β線低線量率照射に対する増感作用と照射細胞の細胞周期を観察した。pentoxifylline、caffeineはいずれも濃度依存的にβ線照射の殺細胞効果を増強することがclonogenic assayにより判明した。また、照射細胞のG2/M期細胞周期停止、pentoxifylline、caffeineによる細胞周期停止抑制が確認された。 2.LS180大腸癌担癌ヌードマウス皮下において、I-131標識抗大腸癌A7抗体による放射免疫療法を行った。治療効果を、未治療群、pentoxifylline投与群、放射免疫療法群、pentoxifylline併用放射免疫療法群において比較した。pentoxifylline投与のみでは腫瘍増殖に有意な影響を認めなかったが、pentoxifylline投与により放射免疫療法の治療効果は有意に改善された。抗体の体内動態の解析から、pentoxifylline投与は体内分布に影響を与えないことが判明した。一方、微小電極による酸素分圧測定の結果、pentoxifylline投与により腫瘍内酸素分圧が改善することが示された。 以上の結果より、methylxanthine誘導体投与による複数の作用(腫瘍酸素化効果、周期停止抑制効果)の同調効果により放射性医薬品による内照射療法の効果が増強される可能性が示された。
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