研究課題/領域番号 |
12670872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
杉村 和朗 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00136384)
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研究分担者 |
根来 均 理化学研究所, 宇宙放射線研究室, 特別研究員 (30300891)
山崎 克人 高輝度光科学研究センター, 副主席研究員 (50210381)
前田 盛 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50030911)
御子柴 克彦 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30051840)
四方 義啓 名城大学, 理工学部, 教授 (50028114)
篭島 靖 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (10224370)
松井 純爾 姫路工業大学, 理学部, 教授 (10295751)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | コリメータ / イメージング / 硬X線 / 放射光 / スダレコリメーター / 生体測定 / フーリエ変換法 / X線 / SPring-8 / X線天文学 / 形態測定 |
研究概要 |
スダレコリメータの原理の発見によりX線天文学においては世界において著明な貢献がなされた。我々はこれを医学におけるイメージング技術にも展開するために種々の画像技術の開発をおこなった。これらの開発の成果は大きく分類して2種類あげられる。 1.アナライザー結晶によるX線3次元測定法の開発 X線の角度測定分解能を0.25秒と飛躍的に向上させた。この測定技術によりX線の3次元測定の精度も改良し医第1にアナライザー結晶を用いてX線観測の角度測定の分解学応用の可能性が開かれた。この方法を用いて屈折や回折現象を利用したcomputed tomographyの原理の開発を行っている。(refraction computed tomography)refraction computed tomographyでは密度分解能が1000倍改善され従来のX-ray absorption computed tomographyとは次元の異なる医用画像診断装置につながる。X線の屈折現象をもちいたCTの原理は世界的にもはじめての成果であり今後基本的開発の上、医学利用に発展可能性を示すものと考えられる。 2.放射光を用いた1μmのX線点光源を開発した。 またさらに空間分解能を向上させるために放射光を用いた1μmのX線点光源を開発した。これを用いることにより拡大測定も可能となり、現用の検出器でも空間分解能が飛躍的に向上した。またrefraction computed tomographyのために新しい原理の解析アルゴリズムの開発も行った。これも従来のcomputed tomographyの解析のアルゴリズムとは次元の異なるものである。基本的には多面体近似をもちいたrefraction computed tomography解析のアルゴリズムである。X線点光源はX線の位相測定のための基本技術であり、尚かつX線点光源の商用実用化のために最も大切な発明である。 また金属のスダレ状のコリメータも作成し実験をおこなった。
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