研究課題/領域番号 |
12670873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
内田 伸恵 (2001) 島根医科大学, 医学部, 助教授 (80304260)
元原 智文 (2000) 島根医科大学, 医学部, 助手 (90322221)
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研究分担者 |
加藤 博和 岡山大学, 医学部, 教授 (60127511)
吉川 武 島根医科大学, 医学部, 助手 (40332788)
北垣 一 島根医科大学, 医学部, 教授 (10234238)
杉村 和朗 神戸大学, 医学部, 教授 (00136384)
黒田 輝 東海大学, 工学部, 教授 (70205243)
内田 伸恵 島根医科大学, 医学部, 助教授 (80304260)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 温熱療法 / 組織内加温 / 超音波加温 / Remote After Loading System (RALS) / MRI / Proton chemical shift / 温度計測 / Remote After Loading System(RALS) |
研究概要 |
1.MRI用寒天ファントムの試作:従来RF加温の実験で使用していた筋肉等価寒天ファントムは本研究で使用するMRシーケンスでは良好な画像が撮像できなかった。また、既存のMRI用ファントムは硫酸銅あるいは硫酸ニッケル水溶液で液体状のため組織内加温の実験には不向きである。筋肉等価寒天ファントムに硫酸ニッケルを添加したMRI用寒天ファントムを試作し検討した。試作したファントムで平成9-11年度文部省科学研究費基盤B(課題番号09557070)で開発した温度シフト計測シークエンスによる温度計測が可能であった。 2.ゲート回路の設計:MRI装置とFocused Ultrasound発生装量を同時に作動させるためにはRF信号の相互ゲート回路が必要となる。RFゲート回路の基本設計を検討し、プロトタイプのゲート回路を試作し、上記温度計測シークエンスの稼働に支障が無いことを確認した。 3.3次元温度分布計測ソフトの開発:高速温度分布計測ソフト開発のための基礎検討として、上記温度計測シークエンスを使用し、温度計測間隔と測定結果の安定性の関係を調べた.phantomは4.5mM CuSO4 solutionを用い.microwave加熱後に温度低下を測定し、温度計による測定値と対比した。この計測間隔を変化させ、信号強度と温度変化の相関について調べた。統計学的には有意な相関が認められなかったが、測定間隔が長い方が安定した結果が得られる傾向が認められた。理由としては、測定間隔の磁場変動による影響が考えられ、測定の高速化,さらには三次元温度測定のためには、磁場の変動による影響が少ない温度計測シークエンスの開発が必要である。引き続き課題として検討する。
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