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骨盤部高分解能MRIによる癌の微小浸潤の診断能の検討

研究課題

研究課題/領域番号 12670883
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

中園 貴彦 (2001-2002)  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (70325611)

松尾 義朋 (2000)  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30209506)

研究分担者 工藤 祥  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (50161641)
水口 昌伸  佐賀医科大学, 医学部, 講師 (50219622)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード経直腸コイル / フェイズドアレイコイル / 前立腺癌 / 子宮頚癌 / 直腸癌
研究概要

骨盤部MRIは従来体表コイルを用いての撮像が一般的であるが、今回経直腸コイルとフェイズドアレイコイルのコンパチビリテイーキットを用いた撮像法の、前立腺癌、子宮頚癌、直腸癌における診断能向上の検討を行った。症例数の関係で統計学的検討はできなかったが、直腸コイル併用により、従来のフェイズドアレイコイルのみの撮像に比べ、S/N (Signal/Noise) Ratioの改善により、病変の検出能は向上し微小病変の早期発見が期待され、進達度診断においても向上がみられ、術前のステージングに有用であると思われた。撮像シーケンスに関しては、前立腺癌においてはT2強調画像おいて病変検出能、被膜外浸潤の診断能が最も良かった。子宮頚癌に関しては造影後ダイナミックスタデイにおいて病変検出能、進達度診断能が最も良かった。直腸癌においてはT2強調画像において壁の層構造の描出が容易であり、進達度診断能が最も良かった。またいずれの疾患においてもT2強調画像とダイナミックスタデイの両方を考慮することにより診断能は向上した。また周囲臓器、骨盤壁構造等の描出も、経直腸コイルの併用で改善され他臓器浸潤に関しても、診断能が向上する可能性が示唆された。また部位によっては膀胱腫瘍や下部尿管腫瘍、子宮体癌に関しても描出能が向上し、骨盤内の他臓器の病変に関しても応用可能と思われた。現時点では直腸コイルがやや大きく挿入時の手技の煩雑さや患者の違和感の問題はあり、より使用しやすいものへ改良の余地があると思われる。
以上経直腸コイルの併用は前立腺癌、子宮頚癌、直腸癌の診断能向上に有用と思われ今後臨床例に広く使用していきたい。他疾患への応用も症例を重ね検討していき、またより使いやすい直腸コイルの開発も検討していく予定である。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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