研究課題/領域番号 |
12670901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
岸 和史 (2002) 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (70254547)
白井 信太郎 (2000-2001) 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (00192120)
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研究分担者 |
寺田 正樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (80188680)
佐藤 守男 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50154109)
白井 信太郎 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (00192120)
覚道 健一 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00112037)
谷畑 博彦 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (30347596)
諏訪 和宏 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60187820)
岸 和史 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (70254547)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 肝癌 / COX-2 / 発がん / 低酸素 / HIF1α / Rat / CCl4 / HIF / ラット / 肝がん / 肝炎 / 肝硬変 / 四塩化炭素 |
研究概要 |
肝の発癌に関与する四塩化炭素肝障害モデルにおける低酸素の役割の分子生物学的検索およびこの状態に対するCox2抑制剤の影響の解明がこの研究で追求できた課題であった。Wister ratにて対照群、四塩化炭素投与群(10%四塩化炭素オリーブ油混液1ml/kg体量を8週間週2回背部筋注)、Cox2抑制剤投与群(Etodorac5mg/kg/day)、四塩化炭素およびCox2抑制剤併用投与群の4群を3度にわたって検証した。血流解析で明らかな差はなかった。肝臓内部の酸素分圧の解析では四塩化炭素投与群V字型の低酸素化と回復過程が示された。otodorac投与群ではV谷が浅かった。酸素分圧はこのあと、10週目にオーバーシュートし、12週目に元レベルに戻った。時期のことなる再試験でも4週目に谷が現れていた。組織学的変化は四塩化炭素群に比べてotodorac投与群で経度な傾向が見られたが、著しい違いではなかった。免疫はなかった。Western Blottingでは四塩化炭素投与群はotodorac投与群よりも第2週、第4週でHIF1alphaの発現が強かった。この炎症系発癌ラットモデルで行った実験結果では実際には発癌せず薬剤による発癌誘導段階である細胞死と2-4週日を谷とするV字型回復を伴う低酸素状態が確認された。低酸素によるHIF1αの誘導はこの時期に確認された。COX-2抑制剤では低酸素状態のV宇型の谷の深さが浅くCOX-2抑制剤が深刻な低酸素からの回避効果を持つことが示唆された。
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