研究課題/領域番号 |
12671136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
紀野 泰久 旭川医科大学, 医学部, 助手 (40322896)
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研究分担者 |
松田 年 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90312470)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 遊離肝細胞 / 肝細胞移植 / 先天性肝酵素欠損症 / 細胞接着基質 / 先天性肝酵素欠損 |
研究概要 |
肝臓は生命維持に必要な物質の代謝産生と、不要な物質の解毒排泄といった重要な機能を営む臓器である。究極的な治療法は肝移植であるがドナー不足が最大の問題である。もし、何らかの方法で、体外的にあるいは体内的に、この肝臓を組織構築できれば、代替法として使用できる可能性がある。この場合、使用する生体材料である肝細胞の確保と、細胞の機能を最大限に引き出す基質の開発が重要である。本研究では、肝細胞移植と肝機能補助のリアクターの基礎的検討を行った。 1.肝機能補助療法としての肝細胞移植 急性肝不全モデルや、慢性あるいは先天性肝酵素欠損症モデルとしての肝硬変症、無アルブミンラット、アスコルビン酸合成酵素欠損ラット等のモデルに対し、肝細胞移植は動物の延命、救命に有用であった。 2.肝機能補助のリアクターとしての応用 肝機能の長期間の再現、リアクターとしての装置化などの点より、マイクロキャリアー接着肝細胞を中空糸膜型モジュールに封入するタイプが有用であった。 3.肝細胞増殖活性と機能発現の基礎的検討 肝再生機構に重要であるサイトカイン(EGF、HGF、HSSなど)の併用が有用である可能性が示唆された。さらに、増殖能を獲得するために、肝細胞の不死化を試みたが、成功しなかったため、岡山大学第一外科(小林直哉博士ら)からヒト不死化肝細胞の提供を受け基礎的検討を行った。スキッドマウスへの移植では、腺腫様増殖を示し、静置培養でも良好な増殖能を示したので、今後、機能の発現について検討する必要がある。
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