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ファイブロネクチンを細胞表面に発現する各種癌に対するヘパリンの抗腫瘍効果

研究課題

研究課題/領域番号 12671179
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

武山 浩  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70236511)

研究分担者 斎藤 祐二 (斉藤 祐二)  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30256383)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードヘパリン / アポトーシス / 胃癌 / 乳癌 / 甲状腺癌 / fibronectin / apoptosis / heparin / 大腸癌
研究概要

【目的】我々は癌細胞表面に発現しているファイブロネクチン(FN)には二つのヘパリン結合部位が存在することに着目し,FN発現癌細胞ではヘパリンがこの結合部位と反応することにより細胞にシグナルが伝達され抗腫瘍効果が発現するのではないかとの仮説をたてた.
【結果】1.FN発現細胞でヘパリンによる細胞死が観察され、かつこの効果がヘパリンとFNのヘパリン結合部位との相互作用により発現することが、胃癌STKM、乳癌BSMZ、甲状腺癌SW1736それぞれの細胞株にヘパリン、あるいはFNのヘパリン結合部位に対する抗体(IST-1,IST-2)を比例した濃度で添加した後、細胞の接着能、生死をcolorimetric assay、thymidine incorporate assayにより測定した結果確認された。
2.次に細胞死を誘導し得た細胞群に対し、その細胞死がアポトーシスなのかネクローシスなのかを検討するため、500IU/mlのヘパリンを細胞に添加し細胞の形態変化を認めた後細胞を回収し、DNA Laddering法、TUNEL法を施行した結果その細胞死がアポトーシスであることが判明した。
3.ミトコンドリアに存在するアポトーシス抑制遣伝子の一種であるbcl-2,bcl-XLを、FN発言癌細胞にそれぞれ遺伝子導入後、ヘパリンを投与したところ、アポトーシスが抑制された。
4.同様に経路を倹討する目的でヘパリンによりアポトーシスを誘導した細胞の蛋白を抽出し、caspase-3,8抗体を使用しWestern blotting法で検討したところcaspase-3の発現が認められた。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 武山浩: "ファイブロネクチンを細胞表面に発現する癌に対するヘパリンの抗腫瘍効果"日本外科学会誌. 101. 540 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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