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肝切除後エンドトキシン誘発肝障害の病態におけるインターロイキン10の因子

研究課題

研究課題/領域番号 12671218
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

中村 利夫  浜松医科大学, 医学部, 助手 (40283353)

研究分担者 中村 達  浜松医科大学, 医学部, 教授 (00090027)
鈴木 昌八  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (20196827)
横井 佳博  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (80313956)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード肝切除 / サイトカイン / IL-10 / TNF-α / エンドトキシン / LPS / Kupffer cell / Spleen / GdCl_3 / Kupffer細胞 / Gadolinium chloride / 脾臓 / 抗炎症性サイトカイン
研究概要

本研究では、肝切除後のエンドトキシン誘発性肝障害の病態における炎症性サイトカインであるTNF-αと抗炎症性サイトカインIL-10の動態と産生調節におけるKupffer細胞と脾臓の役割について調べた.
【方法】Wister雄性ラットに肝切除術(H群)と切除後2日間Kupffer細胞機能を抑制するためgadolinium chloride(GdCl_3,7mg/kg)を投与したHG群、肝切除と同時に脾摘を行った後にGdCl_3とLPSを投与したHGS群と比較した.肝切除48時間後にLPS(1.5mg/kg)を静脈内投与したLPSを投与し、24時間後生存率の検討とLPS投与前、投与後1,4時間後の血漿GOT, GPT値、IL-10、TNF-α値(ELISA法)と肝脾組織中mRNA測定と組織学的検討をした.
【結果】1)H群における生存率は20%であったが、GdCl_3前処置したHG群では80%へ改善した.脾摘を加えたHGS群では生存率67%と脾摘により有意差はなかった.2)LPS投与後1時間の血漿TNF-α値はH群では著明に上昇したが、HG群とHGS群では有意にその増加が抑えられた.3)1時間目の血漿IL-10値はTNF-αとは異なりHG群で有意に高値であった.4)GdCl_3前処置により肝組織中のIL-10、TNF-αmRNA発現は抑制されていたが、脾組織中には発現を認め,肝および脾臓の組織学的障害は著明に軽減した.TNF-α/IL-10比はH、HGS、HG群の順で低下し、死亡率はこの順で低率であった.【結語】、本病態の肝障害進展防止には、活性化Kupffer細胞と脾臓による炎症性・抗炎症性サイトカインの産生調節が重要であると考えられた.現在、Journal of Hepatology投稿中である.

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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