研究課題/領域番号 |
12671258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
跡見 裕 杏林大学, 医学部, 教授 (60107654)
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研究分担者 |
阿部 展次 杏林大学, 医学部, 助手 (40266747)
徳原 真 杏林大学, 医学部, 助手 (40333033)
杉山 政則 杏林大学, 医学部, 助教授 (20192825)
望月 秀樹 順天堂大学, 医学部, 講師 (90230044)
中浦 寛 杏林大学, 医学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 血管新生 / 神経栄養因子 / 遺伝子治療 / PEDF |
研究概要 |
血管新生阻害作用を有する神経栄養因子PEDF(human pigment epithelium-derived factor)の消化器癌に対するin vitroにおける作用を検討する目的で、膵癌細胞株にPEDF遺伝子の導入を行った。PEDF遺伝子とレポーター遺伝子であるEGFP(enhanced green fluorescence protein)を組み込んだプラスミドをヒトの膵癌の低転移性株であるPanc-1とMiaPaCa-2、高転移性株であるBxPC-3とAsPC-1にトランスフェクションを行った。遺伝子導入はリポフェクション法にて用い、トランスフェクション後はEGFPをマーカーにFACS(fluorescence-activated cell sorting)を行って、PEDF遺伝子が導入された細胞群を選別した。現在、PEDF遺伝子が導入され、高発現しているstable cell lineをPanc-1とMiaPaCa-2においては確立することができた。PEDF遺伝子導入を行った膵癌細胞株の増殖曲線による検討ではPanc-1ではPEDF遺伝子導入群とcontrolでは増殖能に差はみられなかった。しかし、MiaPaCa-2ではPEDF遺伝子導入群ではcontrolに比べ増殖の抑制が認められ、PEDFがin vitroにおいて血管新生阻害作用のみならず、腫瘍に対して直接、増殖抑制を持っていることが確認された。
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