研究課題/領域番号 |
12671264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
飯島 武 昭和大学, 腫瘍分子生物学研究所, 助教授 (10053951)
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研究分担者 |
宮木 美知子 (宮木 美智子) 昭和大学, 腫瘍分子生物学研究所, 教授(客員) (20085624)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | Peutz-Jeghers症候群 / 腫瘍発生機構 / 過誤腫瘍ポリープ / LKB1遺伝子 / 19p LOH / β-catenin / p53遺伝子 / 突然変異 / 過誤腫性ポリープ / 19pLOH / β-catenin遺伝子 |
研究概要 |
Peutz-Jeghers症候群(PJS)9家系10人の患者から得られた27個の過誤腫性ポリープについて、原因遺伝子であるLKB1遺伝子の生殖細胞変異を解析するとともに、LKB1遺伝子体細胞変異およびその他の癌抑制遺伝子や癌遺伝子(APC, P55,β-catenin, K-ras)の体細胞変異を解析した。LKB1遺伝子の生殖細胞変異がPJS6家系で検出された。LKB1遺伝子の体細胞変異が5個のポリープで検出され、19pLKB1 locusのLOHが他の14個のポリープで検出された。大腸と胃のポリープ内に存在する腺腫部分にβ-catenin変異と19p LOHが検出された。また、胃ポリープの癌部分ではLKB1 locusの19p LOHとβ-catenin変異とともにP53変異とLOHが検出された。K-ras変異は数個のポリープで検出されたが、APC変異と5qLOHは検出されなかった。PJS患者の消化管過誤腫性ポリープが生殖細胞変異プラス体細胞変異あるいはLKB1 locusのLOHによって発生し、β-cateninとP53遺伝子の突然変異が加わり癌に進展することが示唆された。
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