研究課題/領域番号 |
12671282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
山名 秀明 久留米大学, 医学部, 教授 (30140669)
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研究分担者 |
七條 茂樹 久留米大学, 医学部, 助教授 (30080592)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 進行食道扁平上皮癌 / HLA class I拘束性 / 自己活性化リンパ球 / 癌拒絶抗原遺伝子 / キラーT細胞前駆体 / 癌ペプチドワクチン / 第I相臨床試験 / 新細胞免疫検査法 / 高度進行食道癌 / 癌特異的キラーT細胞 / HLA class I 拘束性 / キラーT前駆細胞 / 細胞性免疫評価 |
研究概要 |
高度進行・再発食道癌及び諸癌患者より、文書による説明と同意を得て、摘出臓器や生検組織、癌性胸腹水中より腫瘍細胞を採取し、IL-2の存在下で自己末梢血リンパ球と混合培養して癌特異的キラーT細胞を誘導した。誘導された活性化リンパ球は、CD4-CD8+キラーT細胞が存在し、HLA class I拘束性を認めた。これらキラーT細胞により、遺伝子発現cloning法で癌拒絶抗原遺伝子の同定を行い、HLA-A24/A26拘束性のSART-1遺伝子を、また30数種類の癌拒絶抗原遺伝子とペプチドが同定された。GPM gradeのペプチド30種を依頼合成し、CTL precursor-orientedペプチドワクチン療法の第I相臨床試験のプロトコールを作成した。このプロトコールの実施にあたっては、本学の臨床試験審査委員会および倫理委員会より承認を受けた。当試験では、重篤な有害事象の発現は認めていないが、食道扁平上皮癌の効果は乏しく、試験期間中にいずれもPDと判定された。また、今回新たにMRP3癌拒絶抗原遺伝子とペプチドを同定し,臨床視聴可能か否かを検討中である。一方,新たな免疫評価指標の検討では、テトラマーは簡便で有用であるが安定性や保存期間に問題がみられた。そこで、新たに新細胞免疫検査法を考案し、その有用性を検討した結果、限外希釈法とほぼ類似の成績が得られ,、現在実施中の臨床試験に使用している。現在までの成績では、食道癌は進行が速いためキラーT細胞前駆体数増加を認める以前に進行してPDとなり、現有のペプチドのみで治療することは困難であった。この傾向は、胃癌や膵臓癌患者でも同様であり、増殖が急速な癌腫に対しては、新たな治療対策を立てなければならないと思われた。
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