研究課題/領域番号 |
12671301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
渡邊 剛 金沢大学, 医学部, 教授 (60242492)
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研究分担者 |
大竹 裕志 金沢大学, 医学部・附属病n, 助手 (60283131)
高橋 政夫 金沢大学, 医学部・附属病院, 助手 (70332666)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 冠動脈バイパス術 / 能動的冠動脈灌流 / MIDCAB |
研究概要 |
虚血性心疾患の新たな術式として注目を集めている人工心肺を用いない冠動脈バイパス術に対し冠動脈遮断吻合中の末梢の心筋保護として冠動脈遮断吻合中の末梢の血流確保用に心拍同期型の能動的な自己血潅流装置を開発した。システム構築、カニューレ開発及び至適潅流量、潅流圧の設定を行いその有用性と効果発現機序を明らかにし臨床応用を行った。 反復駆動型シリンジポンプを用いて心拍動に同期して拡張期に能動的に自己血を潅流するシステムの完成に成功した。 臨床例を対象とした検討を行った。対象は連続200例のOff-pumpCABG症例である。手術死亡は認めず・PMIは1例でありグラフト開存率は内胸動脈-左前下行枝吻合で99・1%と良好であった。心電図による虚血性変化、体血圧、肺動脈圧、心拍数、血中トロポニン丁値。とも異常を認めず冠動脈吻合中には心筋虚血を来さなかった。至適潅流量同期timingはR-R intervalの40%において最小潅流量を得ることができた。左前下行枝での検討では0.1ml/beatで十分な至適潅流量が得られた。今後Off-pump CABGが普及するにしたがい本システムの有用性は極めて高くなるものと考えられる。
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