研究課題/領域番号 |
12671359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小野 恭裕 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40294409)
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研究分担者 |
田宮 隆 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (50252953)
松本 健五 岡山大学, 医学部, 助教授 (10190521)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / 遺伝子治療 / アデノウイルスベクター / シトシンデアミナーゼ / ウラシルホスホリボシルトランスフェラーゼ / 5-フルオロシトシン / 5-フルオロウラシル |
研究概要 |
我々は遺伝子導入効率の高いアデノウイルスを用いて大腸菌cytosine deaminase(CD)およびuracil phosphoribosyltransferese(UPRT)遺伝子などの薬剤変換酵素遺伝子を導入しprodrug投与にて治療を行う、いわゆる薬剤感受性遺伝子治療を悪性グリオーマの治療に応用すべく基礎研究を行ってきた。実験的脳腫瘍モデルでのこれらの有効性や副作用については種々の学会および雑誌で発表してきた。 より効率的に遺伝子導入を行うためにベクターの改良を行うことが本研究の目的の一つである。従来の非増殖型アデノウイルスに変えて増殖型アデノウイルスをベクターとして用いる実験を試みている。増殖型アデノウイルスを用いると感染効率が上がることは確認されたが、ウイルスの持つ毒性が問題となりこの点を検討中である。もう一つの研究はCDやUPRTを用いた遺伝子治療を行う場合の細胞内で起こっているapoptosisのメカニズムの研究である。グリオーマ細胞を用いて細胞周期やapoptosisを制御している細胞内因子の発現をmRNAと蛋白レベルで検討し関与するカスケードの探究を行っている。結果の一部は学会などで発表を行っている。
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