研究課題/領域番号 |
12671420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
加藤 真介 (2001) 徳島大学, 医学部, 助教授 (30243687)
武田 芳嗣 (2000) 徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (20243694)
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研究分担者 |
村上 理一 徳島大学, 工学部, 教授 (00112235)
西良 浩一 徳島大学, 医学部, 講師 (10304528)
加藤 真介 徳島大学, 医学部, 助教授 (30243687)
酒巻 忠範 徳島大学, 医学部・附属病院, 医員(臨床)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 腰椎分離症 / 腰椎すべり症 / 終板障害 / 生体力学 / 発育期 |
研究概要 |
本研究は、1.分離症がすべり進展する時期を臨床面から検討し、その病態を生体力学的見地から解明した。2.発育期に分離症が生じた際の生体力学的変化を調査し、合併する椎体変形やすべり症発現につき考察する。3.分離症がすべりを生じる際に生じる局所変化を生物学的に調査するためにラットモデルを作製し、レントゲンおよび組織学的に評価した。 結果、1.臨床面からは、骨年齢が最も脆弱である椎体の軟骨期に分離すべりが好発し、骨年齢の成熟に従い、すべる頻度が減少することが明らかとなった。また、骨年齢の違う新鮮仔牛脊椎を使った生体力学的解析より、骨年齢が若いほど小さい破損強度で成長軟骨板ですべりを呈した。以上より分離症は椎体の幼若期に、成長軟骨板の強度が脆弱であるため同部位ですべりに至ることが示された。2.新鮮仔牛屍体脊椎を用い、前方剪断負荷下における負荷変位動態を測定し、正常椎の負荷-変位曲線は2峰性で、分離椎のそれは1峰性であった。初期剛性、破損強度とも正常椎が高く、分離椎はすでに力学的異常を来していることが明らかとなった。また、臨床的には、レントゲン側面像における屈曲・伸展回転中心(IAR)を調査し、分離椎は明らかな不安定性を認めないものの、IARはすでに異常を示しており、すなわち、頭側に変位することが明らかとなり、分離症における生体力学的破綻が示された。3.4週齢と椎体の幼若な時期に椎弓切除を行い後方不安定化を計ると、発育期の分離すべり症にみられる椎体すべりと椎体楔状変形が再現され、有意義な発育期の分離すべり症の動物モデルとなることを明らかとした。また、その組織像より、椎体変形や椎体すべりに、成長軟骨板の障害が大きいことを示し、我々の提唱する、成長軟骨板でのすべり発生説が裏付けられた。
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