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Bリンパ球のリアノジン受容体刺激による悪性高熱症の診断法開発の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12671471
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関東邦大学 (2001)
広島大学 (2000)

研究代表者

前原 康宏  東邦大学, 医学部, 講師 (20238877)

研究分担者 弓削 孟文  広島大学, 医学部, 教授 (40034128)
市原 靖子  東邦大学, 医学部, 助手 (30246699)
菊地 博達  東邦大学, 医学部, 教授 (40034029)
仁井内 浩  広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (50208112)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード悪性高熱症 / 骨格筋リアノジン受容体 / Bリンパ球 / リアノジン受容体
研究概要

本研究の目的は,末梢血より採取したBリンパ球を用い,骨格筋リアノジン受容体(RYR1)を刺激する薬剤により細胞内カルシウム濃度の変化を捉えることで,悪性高熱症患者の素因を診断できるような方法を開発することである.
平成12年度には,まず正常人の末梢血より採取したBリンパ球がRYR1刺激薬剤により細胞内カルシウム濃度の変化が生じるかどうかについて調べた.本科学研究費補助金により,日本分光社製細胞内イオン測定装置(CAF-110)を購入した.正常ボランティアの末梢血約40mlを採取し,リンパ球を分離後MACS^<TM>によりCD19+細胞Bリンパ球を単離した.fura-2付加後,上記CAF-110のセル内へ107個の細胞をアプライした.RYR1の刺激薬である4-chloro-m-cresolおよびハロタンを加え,細胞内カルシウム濃度を測定した.正常ボランティアよりの試料を用い条件設定を行い,刺激薬添加により細胞内カルシウム濃度の上昇が捉えられた.
平成13年度,研究代表者前原康宏は,悪性高熱症素因が疑われる患者がより多く受診する施設へ研究機関を移動し,研究条件の設定に時間を要したため当初の予定より被検症例が増加せず,悪性高熱症素因患者と正常者のカルシウム動態の相違を有意に示す結果は未だ得られていない.しかし数例の検討で得られた結果として,RYR1刺激薬としてのハロタン付加により用量依存的に細胞内カルシウムの上昇率の増大が観察され,プロカイン・ニッケルの前投与によりその細胞内カルシウムの増加は抑制されたが,抑制の程度はプロカインの方が大きかったという内容を第24回悪性高熱研究会(2001年8月,山形市)において発表した.
さらに本研究を継続して,末梢血採血からリンパ球を抽出し,悪性高熱症素因が診断できるスクリーニングシステムを確立させる.

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kawamoto M., Mukaida K., Maehara Y., Yuge O.: "Prediction of accelerated Ca-induced Ca release rate by clinical findings in malignant hyperthermia susceptible subject"In vivo. 15. 45-48 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 前原康宏: "天羽敬祐監修 専門医のための麻酔科学レビュー2002"総合医学社, 東京. 270 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 前原康宏,向田圭子,河本昌志,弓削孟文: "本邦における1990年以降の悪性高熱症死亡例の検討"日本臨床麻酔学会誌. 20・6. 385-389 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 前原康宏: "専門医のための麻酔科学レビュー2001 天羽敬祐編,悪性高熱症"総合医学社(発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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