• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

前立腺増殖とビタミンA(レチノール、ベータカロチン)の疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12671559
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

大西 哲郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (60138724)

研究分担者 池本 庸  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (40159645)
波多野 孝史  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70256436)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード前立腺肥大症 / 疫学的研究 / ビタミンA / ベータカロチン / 前立線肥大症 / レチノール
研究概要

対象:2000年6月より2002年11月までに50歳以上の男性160人を対象に疫学的研究を行った。
方法:1.食生活(肉類、魚介類、野菜類、米食)、嗜好品(タバコ、アルコール)の問診調査を行った。
2.前立腺重量の算出 経直腸的超音波断層法(TRUS)にて測定し、正常前立腺群と前立腺肥大群に分類した。
3.血中ビタミンA(レチノール、ベータカロチン、レチノール結合蛋白)および脂質(総コレステロール、トリグリセリド)を測定した。
結果:1.前立腺肥大群(40例)、正常前立腺群(120例)において、年齢、身長、体重で有意差を認めなかった。
2.問診調査では、当該地域は両群共に肉類摂取頻度が低く、魚介類、野菜類、米食の摂取頻度が高い傾向を認めた。
3.血中ビタミンA群ではベータカロチンのみが前立腺肥大群において有意に高値であった。
考察:今回我々は前立腺増殖に対する環境要因としての食生活、特にビタミンA群に注目し疫学的研究を行った。
ビタミンA群の中で、ベータカロチンは有機物の酸化分解を防ぎ、免疫力増強作用による癌抑制効果が推測されているが、上皮細胞の成長、生殖機能にも関与しており、この作用が前立腺増殖に影響している可能性が考えられた。ベータカロチンは前立腺増殖に対しpositiveに作用している可能性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi