研究課題/領域番号 |
12671563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
蜂矢 隆彦 日本大学, 医学部, 助手 (40228482)
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研究分担者 |
岡田 清己 日本大学, 医学部, 教授 (70059301)
平野 大作 日本大学, 医学部, 助手 (40228804)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 転移 / 血管内皮増殖因子 / 再発 / 予後因子 |
研究概要 |
前立腺癌に対する血管内皮増殖因子抑制因子による治療の可能性を検討するために、前立腺癌の転移増殖の過程における血管内皮増殖因子(VEGF)の関わりを検討した。前立腺全摘除術を実施し、前立腺全割面組織標本を作成した腫瘍マッピング、腫瘍体積、分化度など病理学的因子を検討した。 VEGF染色性臨床病理学的所見の関連では初診時PSA(P=0.53)、被膜外浸潤性(P=0.24)外科的切除縁(P=0.61)、リンパ節転移(P=0.50)、腫瘍体積と有意な関連を示さなかった(P=0.83)。VEGF染色性階層別に遠隔成績を比較したところPSA非再発生存率、臨床的非再発生存率、疾患特定生存率においてVEGF染色性と遠隔成績に有意な関連は認められなかった。比例ハザードモデルを用いて予後因子としてのVEGFの評価を行ったが、VEGFは有意な独立予後因子ではなかった。 現状では前立腺癌の臨床経過に関してVEGFの果たす役割は重くないものと推定された。
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