研究課題/領域番号 |
12671593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
奥川 利治 (2001) 三重大学, 医学部, 助手 (90262998)
守屋 光彦 (2000) 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (50314133)
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研究分担者 |
丹羽 正幸 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (70293793)
杉山 隆 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (10263005)
矢納 研二 三重大学, 医学部, 講師 (80301224)
野田 和彦 三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (10263013)
奥川 利治 三重大学, 医学部, 助手 (90262998)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 癌抗原ペプチド / 癌ワクチン / 卵巣癌 / HER2 / 癌抗原 / ペプチド / ワクチン / テトラマー / エリスポットアッセイ |
研究概要 |
ヒトHER2 p63-71ペプチドを用いた癌ワクチン臨床第1相試験をペプチドの安全性を目的とした用量増加試験で行った。(方法)ペプチドは1回投与量30μgコホートから開始し、100μg、300μg、1mgへと増加させ計5回の皮内免疫を行った。4、5回目はGM-CSF 75μgを併用した。(結果)HER2陽性卵巣癌・乳癌・肺癌患者計10名が登録されたが、癌ワクチン臨床試験において、有害事象は認められなかった。遅延型過敏反応(DTH)は1例で、試験中に観察され、また、1例では終了後継続投与中にDTHが陽性化した。臨床的には、いずれの例も腫瘍縮小効果は観察できなかった。乳癌胸膜浸潤の1例で胸水中にHER2p63-71ペプチド特異的CD^<8+>Tリンパ球が検出された。HER2抗原由来ペプチドを用いた癌ワクチンは有害事象を認めず安全であった。エリスポットエッセイによりHER2p63-71特異的T細胞を定量的に測定できた。また、テトラマーエッセイによりHER2p63-71ペプチド特異的CTLの検出が可能であった。
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