研究課題/領域番号 |
12671656
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
大坪 俊雄 福井医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (10223877)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
|
キーワード | Bax / Hyperthermid / Apoptosis / bax / アポトーシス / ハイパーサーミア / 頭頚部腫瘍 / 低pH |
研究概要 |
これまで温熱処理による腫瘍細胞へのアポトーシス誘導に、p53が関与していることを報告してきたが、そのシグナル伝達経路の詳細は未だ不明である。そこで本研究では、Bax蛋白が温熱誘導型アポトーシスに及ぼす影響について検討した。まず、ヒト上顎癌由来IMC-3細胞にエレクトロポレーション法にてヒトbax遺伝子を導入した。そしてこれらの遺伝子導入株と親株に対し、それぞれ43℃にて温熱処理を施行し、温熱感受性をコロニー法で調べた。またアポトーシス誘導をHoechst 33342染色とDNA断片化とで評価し、さらにWesternblot法にて,poly ADP-ribose polymerase(PARP)のcleavageを検討した。その結果、bax遺伝子導入株では温熱誘導型アポトーシスが増大し、また温熱感受性も増強したことから、頭頚部癌温熱療法における、baxによる遺伝子治療の可能性が一部示唆された。
|