研究課題/領域番号 |
12671697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
野呂瀬 一美 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (30156244)
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研究分担者 |
岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
矢野 明彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (20135122)
青才 文江 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (80150316)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | トキソプラズマ / 網脈絡膜炎 / 熱ショック蛋白 / インターフェロン ガンマ / 臓器特異性 / インターフェロンガンマノックアウトマウス |
研究概要 |
1.細胞内寄生体トキソプラズマ(T.g.)により惹起されるT.g.性網脈絡膜炎発症および生体防御反応におけるインターフェロンガンマ(IFN-γ)とT.g.熱ショック蛋白70(T.g.HSP70)の機能解析を目的として研究を遂行した。 2.T.g.Fukaya株を感受性マウスC57BL/6(B6)および抵抗性マウスBALB/c(B/c)およびB6とB/c由来IFN-γノックアウトマウス(IKO)に経口投与後、経時的に臓器を摘出し、Quantitative compeetitive(QC)-PCR法でT.g.数を測定した。B6の各臓器内T.g.DNAはB/cよりも、有意に多く、それぞれ由来IKOの各臓器内T.g.DNAは野生型よりも有意に多く、両IKOを比較すると、B6由来の方がB/c由来よりも、T.g.DNAが多い結果を得た。また、野生型において脳以外の臓器内のT.g.数は感染後一過性に上昇するが、14日後には減少・消失したがB6の脳内のT.g.数はプラトー(高原状態)を維持した。眼球内のT.g.DNAは脳内の動向と平行した。(J. Parasitol 87:447-452,2001) 3.T.g.HSP70感染死する直前に発現することを明らかにした。 4.以上より、IFN-γはT.g.感染に対する生体防御反応に枢軸的役割を演じることを明らかにし、IKOにおいて、経口感染により眼内にT.g.DNAが存在することを明らかにした。
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