研究課題/領域番号 |
12671726
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
吉竹 佳の (2002) 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (00150764)
竹内 郁登 (2000-2001) 金沢医科大学, 医学部, 講師 (70262623)
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研究分担者 |
高橋 信夫 金沢医科大学, 医学部, 教授 (20006787)
福田 正道 金沢医科大学, 医学部, 講師 (70208966)
吉竹 佳乃 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (00150764)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 緑内障 / 術後管理 / 増殖因子 / FGF / 微小管 / 酵母two-hybrid法 / 細胞分裂 / 細胞骨格 / 増殖抑制 / 酵母two-hybrid系 / 細胞周期 / 線維芽細胞 / アンチセンスオリゴヌクレオチド |
研究概要 |
FGF-2は細胞膜受容体のリガンドとして働くほかに、産生細胞の核内で機能することが示唆されている。細胞核に移行するFGF-2は高分子量型である。我々はその核内での機能を解明する目的で、酵母two-hybrid系で高分子量型FGF-2に結合するタンパク質を検索し、FAPを見い出した。FAP遺伝子はGenBankに登録されているKIAA0092と相同性があった。FAPは500アミノ酸からなりN-末端側にトロポミオシンのコイルドコイル域と似た領域がある。また3個の核移行シグナルがC-末端側にある。HeLa細胞にGFPとの融合タンパク質としてFAPを過剰発現させたところFAPは繊維状の形体で細胞質に存在し、微小管と共局在した。そのようなHeLa細胞を微小管ネットワークを破壊するビンブラスチンで処理したが、微小管ネットワークに変化はなかったので、FAPは微小管に結合して微小管を束化し安定化していると考えた。タグ付きのFAPを適度に発現した細胞では、細胞分裂期のスピンドルポール、スピンドルと中央体の微小管部にFAPが共局在した。FAPの欠損変異体を作製して細胞に発現させて解析したところ、C-末端側の半分が微小管結合域であった。またFAPは互いに結合する性質をもつことを酵母two-hybrid assayで示した。以上の結果はFAPが自己会合能を持ち、微小管に結合することを示唆した。FAPは細胞分裂に機能していると考えられたが、核内のFGF-2との関連についてはまだ不明である。
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