研究課題/領域番号 |
12671729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
松村 美代 関西医科大学, 医学部, 教授 (30144380)
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研究分担者 |
大森 京子 関西医科大学, 医学部, 助教授 (90152256)
弓削 堅志 関西医科大学, 医学部, 助手 (10247942)
西村 哲哉 関西医科大学, 医学部, 助教授 (30156111)
藤関 義人 関西医科大学, 医学部, 助手 (30330202)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 増殖性硝子体網膜症 / Lysyl oxidase / コラーゲン / 網膜色素上皮細胞 / 遊走 / 硝子体 / 硝子体手術 / 内境界膜剥離 / ICG染色 |
研究概要 |
目的: Lysyl oxidase(以下LO)は細胞外マトリックス(以下ECM)構成成分であるコラーゲン間の架橋形成を触媒する。今回我々は、家兎の培養網膜色素上皮細胞(以下RPE)において非常に高いLOmRNAの発現を認めた。その発現の役割をみるために、細胞の増殖・分化を変動させる因子を添加しその変動について解析した。 方法: 3〜4代継代培養したRPEはdish上でconfluentになっても増殖する。この継代培養したRPEにretinoicaccid単独で増殖が停止し、retinoic acidとcAMP存在下でin vivoのような一層の敷石状の構造をとることがわかっている。何も添加しないコントロールを含めた3種類の培養細胞を用い実験を行った。 結果: 1.RPEをretinoic acidまたはretinoic acid-cAMPの存在下に培養すると分化を示す形態変化に伴い、経時的なLOmRNA発現の現象とリソソームのマ-カー酵素のα-N-acetylglucosaminidase(以下NAG)の発現の増加が観察された。 2.極性を持たせたmicropore membrane上で培養した細胞では、dishと比べ、LOmRNAは有意に低く、NAGmRNAは有意に高く発現していた。 結論: RPEは分化時または貪食・遊走機能の獲得時には、ECM形成が阻害され、細胞の可動性が高まることが示唆された。本来高度に分化した一層の細胞として機能しているRPEが、遊走して硝子体腔内で入り、増殖型に変型、増殖型変換に対しLOが寄与する可能性が示唆された。 このようなRPEの動態の解明は、増殖細胞とコラ-ゲンの共同作用によって発生するPVRの硝子体手術による治療に付加すべき治療方法を開発する上で大きな貢献と成りうる。
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