研究課題/領域番号 |
12671750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田中 克己 長崎大学, 医学部・附属病院, 講師 (70244069)
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研究分担者 |
藤井 徹 長崎大学, 医学部, 教授 (60136661)
秋田 定伯 長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (90315250)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | サイトカイン / 血管新生 / アポトーシス / インスリン様成長因子 / 皮弁生存 / 情報伝達 / 抗体中和療法 / 軸性皮弁 / 分子生物学 / 受容体中和抗体 / 微小血管象影 / 分子生物解析 |
研究概要 |
皮弁の最適な生存を検討するために、サイトカインの情報伝達系について最初に実験した。ヒトケロイド由来線維芽細胞初代培養モデルでは、インスリン様成長因子(IGF-1)とその受容体が、セラミド誘導アポトーシスへの抵抗性を示し、それ故にケロイドで見られる細胞の過剰増殖と恐らく細胞外マトリックスの過剰産生の主たる要因と考えられた。同種皮膚移植の生着延長実験では、サイトカイン遺伝子治療が試みられた。即ち、同種マウス間(BALB/c, B6D2F1)で白血病抑制因子(LIF) cDNAプラスミドを用いて皮膚移植片内への遺伝子治療により、移植片の動態を検討した。LIF発現は治療後24時間、21日間で認められ、LIFの情報伝達受容体であるgp130はLIFと同様の発現を認めた。B6D2F1からBALB/cへの移植では、LIF遺伝子導入移植片でヘルパー2型T細胞サイトカイン(IL-10)の発現を認め、免疫寛容が認められた。 骨代謝では、LIFの頭蓋骨欠損モデルでの検討により、LIFが骨細胞の活性化により骨形成に関与することが明らかになった。 更に、軸性皮弁モデルでサイトカイン依存性gp130受容体が、修正腹壁皮弁モデルでの皮弁生存、血管茎の血流増、微小血行動態、更にVEGFに代表される転写発現の血管新生発現に関与することが分かり、サイトカインの情報伝達系は皮弁生存に有効に応用され、血管新生にも重要であることが明らかとなった。
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