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咀嚼障害者の原因-探査法

研究課題

研究課題/領域番号 12671840
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関朝日大学

研究代表者

杉村 忠敬  朝日大学, 歯学部, 教授 (30131387)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード咀嚼障害 / 咀嚼 / 筋電図 / 家兎 / 咀嚼筋 / 顎運動 / 咬筋深部前方部 / 咬筋深部後方部
研究概要

咀嚼障害が発現したとき、まず、その症状を引き起こした原因を特定することが必要である。しかし、下顎の運動は2か所の関節のきわめて複雑な協調作用によっておこなわれているため、正確に原因を特定することは困難である。従来は多くの場合、咀嚼時の下顎切歯部の運動軌跡を分析する方法がとられてきたが、そこで異常なバターンが認められても、そこから正確な原因を特定することは困難であった。また、咀嚼時の筋電図を記録する方法も考えられるが、従来の解析方法では同じく原因を特定することができなかった。そこで、私は咀嚼には咀嚼側と非咀嚼側との多くの筋群の協調運動によっておこなわれることに注目し、咀嚼時の筋群の筋電図を記録し、最大開口位から次の最大開口位までを一咀嚼周期とし、さらに、一咀嚼周期を20等分し、活動量時間を加味した分析をおこなった。また、単一の食品だけでなく咀嚼パターンの異なるであろう3種類の食品を咀嚼させた。そこで、このシステムを直接ヒトを対象にしたデーター分析をおこなうことも考えたが、まず動物実験をして、開発したシステムがヒトを対象に使用できるか否かを検索するために、まず家兎でこのシステムの可否を判定した。実験結果の詳細については小冊子に示しているとおりであるが、同一の筋でも食品の性状によって活動量にも、また最大の活動を示す時期にも微妙な違いが認められたし、当然のことながら他の咀嚼筋群との相関性にも違いが認められることも多かった。また、従来、咀嚼には深部筋が重要な役割を果たしていると言われてきたが、実際に咀嚼時の深部筋の活動に言及している報告はほとんどない。本研究では咬筋の深部前方都および後方部の活動パターンを記録し、それらの筋と他の咀嚼筋群との相関性を解明した。以上のことから、本研究で得られた結果から、本システムは、ヒトに対しても十分対応できるものと確信する。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 杉村忠敬: "咀嚼時の咬筋深部の前方部と後方部との機能"第78回日本生理学会大会予稿集. 277 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T Sugimura: "Function of the anterior and posterior areas of the deep portion of the masseter during mastication"XXXIV International congress of Physiological Sciences Abstract. (CD-ROM). a1600.pbf (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 杉村忠敬: "硬食品咀嚼時の家兎咀嚼筋群の相関"顎顔面バイオメカニクス学会雑誌. 7. 156-157 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村優也: "硬食品咀嚼時の咀嚼側と非咀嚼側との筋活動について"顎顔面バイオメカニクス学会雑誌. 8. 63-65 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T. SUGIMURA: "The roles of anterior and posterior areas of the deep masseter during masticatory period"The Proceedings of the 78th Annual Meeting of the Physiological society of Japan. 277. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T. SUGIMURA: "Function of the anterior and posterior areas of the deep portion of the masseter during mastication"XXXIV International congress of Physiological Sciences Abstract CD-ROM. a1600.pdf. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T. SUGIMURA: "Correlation patterns in rabbit masticatory muscles during hard food mastication"J Oromax Biomech. 7. 156-157 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. NAKAMURA: "The muscle activities of working and balancing side during masticating hard food"J Oromax Biomech. 8. 156-157 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 杉村忠敬: "硬食品咀嚼時の咀嚼側と非咀嚼側との筋活動について"顎顔面バイオメカニクス学会誌. 8(1). 63-65 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 杉村忠敬: "硬食品咀嚼時の家兎咀嚼筋群の相関"顎顔面バイオメカニクス学会雑誌. 7(1). 156-157 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] T Sugimura: "Function of the anterior and posterior areas of the deep portion of the masseter during mastication"XXXIV International congress of Physiological Sciences. (Abstract CD-ROM). a1600.pdf (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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