研究課題/領域番号 |
12671866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
島津 徳人 (島津 よし人) 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (10297947)
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研究分担者 |
北村 和夫 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (00224965)
柳下 寿郎 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (50256989)
田谷 雄二 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (30197587)
青葉 孝昭 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (30028807)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ラット臼歯 / 浸透圧ポンプ / 破歯細胞 / 破骨細胞 / 増殖因子 / ビスフォスフォネート / 接着分子 / 細胞外基質 / 外傷刺激 / 歯髄・歯根膜 / 歯質吸収 / 象牙芽細胞 / 細胞増殖・分化 / 細胞基質間接着 |
研究概要 |
3ヵ年での申請課題についての研究成果として、ラット臼歯外傷実験モデルと体内埋入型浸透圧ポンプの応用法を確立した。この実験系で得られた結果から、浸透圧ポンプによる可溶性因子の局所的・持続的投与法は、in situで局所環境を制御し、誘起される組織細胞応答を調べる上で有用であると結論できた。臼歯根尖部に生理活性因子(FGF2、ヘパリン、デキサメタゾン、ビスフォスフォネートHEBP)を持続投与した実験では、各生理活性因子による破骨細胞と破歯細胞の分化・活性化に及ぼす影響が異なることが確かめられた。また、オステオポンチン(OPN)の特異抗体を用いた免疫電顕での検討結果から、OPNは歯槽骨表面への破骨細胞の接着に寄与しているが、破歯細胞の象牙質表面への接着には必須因子ではない、ただし、接着後の破歯細胞自身はOPNを賛成して、歯質との強固な接着を達成していることを明らかにした。これらの成果を発展させる目的で、肉芽組織の増生とTRACP陽性細胞の集積をもたらすFGF2とともに、レチノイン酸、骨シアロ蛋白(BSP)、farnesolを投与物質とした新たな実験を開始している。レチノイン酸については濃度依存的にポンプ挿入部の周囲歯槽骨で破骨細胞性吸収が亢進しているのを確かめている。BSPについては、nativeな蛋白とともにアミノ酸配列のなかのポリグルタミン酸領域をポリアラニンに置換したリコンビナント材料も併用し、活性化サイトが破骨細胞の骨表面への付着に大きな役割を果たしている証拠を得ている。今後、この浸透圧ポンプの応用による病的環境下での歯槽骨と歯質の吸収細胞の分化・活性化の制御機構を明らかにする研究の展開を計画している。
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