研究課題/領域番号 |
12671869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
井上 廣 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (50067047)
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研究分担者 |
山田 和彦 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (40289567)
泉 利雄 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (40248547)
生田 貴也 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (80309947)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | Dentine Bridge / Pulp Capping / Nerve ending / Synaptic Cleft / 石灰化前線 / Calcium Transmitter / Synaptic vesicle / Antinonate / 酵素染色 / 電顕観察 / 発芽 / 神経終末 / トレーサー / 線維芽細胞様細胞 / Calcium Trasomitter / 生活歯髄切断 / 電子顕微鏡 |
研究概要 |
犬の犬歯を用いて、生活歯髄切断を施術し、硬組織被蓋の形成(Dentine Bridge)が生成される過程を観察した。歯髄切断後のPulp Capping剤としては水酸化カルシウムを用いた。覆髄後5〜7日経過すると、石灰化前線あるいは、石灰化の起始点とも考えられるような部位、すなわちCollagen fiberにCa, Pが沈着した部位に神経終末、神経線維が接触嵌入して観察された。特に、このような神経終末と未分化間葉細胞・線維芽細胞様細胞数などに接触していた電顕所見において認められた。Synapic Cleftに似た像が認められた。そこで、このSynapic Cleftの真偽を確かめるべく、犬を用いてCalcium transmitter releaseの動態を確認しようと実験をかさねているものの、固定上の問題がありなかなかそのような所見が得られないのでボランティアにより、ヒトの歯に断髄を施した。これにより単独の未分化間葉系細胞に嵌入、接触した神経線維、神経終末が多数見られた。これら未分化間葉系細胞に接触・嵌入した神経線維や神経終末には、その細胞膜の消失や、内容物の崩壊、流出がしばしば認められた。石灰化前線(石灰化のStarting pointというべき)における神経終末と繊維芽細胞様細胞との接着部又は嵌入接着部の微細構造には明らかなSynaptic cleftの管状の連続性が認められた。しかしながらCalcium transmitter releaseの動像態をキャッチするまでには到らなかった。所謂、Calciumの移動するような像をAntimonate法で得ることが出きなかった。今後、Ca^<++>のTracer法により確認したい。
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