研究課題/領域番号 |
12671880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
平 雅之 岩手医科大学, 歯学部, 講師 (60179398)
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研究分担者 |
寺岡 文雄 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (00099805)
高橋 純造 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80029149)
昆 隆一 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (80285634)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 生体組織工学 / 生体吸収性材料 / 細胞培養 / コラーゲンゲル / ポリ乳酸スポンジ / 骨髄間質細胞 / 骨系分化 / 遺伝子解析 / コラーゲン / ゼラチン / 足場材料 / ポリ乳酸 / 遺伝子分析 / チタン / アパタイト / アルジネート / 口腔組織 / 組織再生 |
研究概要 |
本研究の成果の概要を以下の4項目に分けて説明する。 1.吸収性足場材料の調製に関する検討:天然系吸収性材料としてコラーゲンとゼラチンを検討し、合成化学系吸収性材料としてアルジネートとポリ乳酸系高分子を検討した。いずれも凍結乾燥法によって連通性を有する気孔体(スポンジ)に成形できた。Ti上に析出させたアパタイトとゾル-ゲル法応用による(CaとP配合)シリカ粉末も代謝性材料として検討した。 2.細胞培養研究:ラット骨髄間質細胞とマウス骨芽細胞MC3T3-E1の増殖と骨系分化に及ぼす培地組成、成長因子と基質の影響を検討した。骨髄間質細胞の増殖にはビタミンCの配合が必要であり、骨系分化には各種サイトカイン(デキサメサゾンやTGF-β)の添加が有効であった。骨髄間質細胞の増殖と骨系分化にはそれぞれDMEM培地とデキサメサゾン配合α-MEM培地が適する判断された。 3.細胞と足場材料の複合化:複数の足場材料(コラーゲンゲル、PLCLスポンジ、アルジネートスポンジ)中で培養した細胞を検討した。PLCLスポンジに対して、ラット骨髄間質細胞を懸濁したコラーゲンゲルを注入して培養したところ、細胞は3次元的に分布・存在し、しかも、一部はPLCLスポンジ上に接着することが確認された。コラーゲンゲル内でのラット骨髄間質細胞の骨系分化傾向を遺伝子解析のRT-PCRによって調べた。その結果、デキサメサゾン誘導を行わない条件で、骨系分化は中間的なオステオポンチンを発現する程度まで進行することを確認し、再埋入すると顎骨欠損部の再生に有益と考えられた。 4.足場材料に対する生体内反応:複数の足場材料(コラーゲンゲル、PLCLスポンジ、ゼラチンハイドロゲル)に対する生体内反応をラット背部皮下における埋植試験(病理組織観察)によって検討した。いずれも強度の炎症反応を生じず、組織再生用足場に利用可能と考えられた。
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