研究課題/領域番号 |
12671959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
高田 豊 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40163208)
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研究分担者 |
黒川 英雄 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (40161781)
福田 仁一 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (00106270)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 歯科 / 肝炎ウイルス / HGV / TTV / 口腔癌 / 口腔嚢胞 / 口腔外科 / 感染 / 肝炎ウィルス / G型 / TTV型 / 口腔のう腔 / B型 / C型 / 口腔のう胞 |
研究概要 |
平成12年度に口腔癌(195名)と口腔嚢胞患者(256名)におけるHBs抗原、HCV抗体、HGVRNAの陽性率を検討した。口腔癌患者では口腔嚢胞患者に比べHCV抗体陽性頻度(癌8.6%:嚢胞4.0%)が高く、HBs抗原率(癌0%:嚢胞2.1%)は低かった。HGVRNAは両群(癌3.2%:嚢胞2.8%)で差がなかった。平成13年度には、口腔癌と口腔嚢胞患者でTTV DNAの率を比較した。2つの疾患で陽性率に差はなかった(癌29.7%:嚢胞32.1%)が陽性率は両疾患とも30%程度と非常に高頻度の感染が認められた。平成14年度は口腔癌と口腔嚢胞以外の疾患で頻度が多く、若年者がかかりやすい疾患として埋伏歯と顎変形症を選びHBs抗原、HCV抗体、HGV RNA, TTV DNAの陽性率を比較した(HBs抗原、埋伏歯1.1%、顎変形0%:HCV抗体、埋伏歯4.1%、顎変形3.2%:HGVRNA、埋伏歯1.8%、顎変形0%:TTVDNA、埋伏歯22.9%、顎変形21.4%)。これらの4つの肝炎ウイルス感染率は埋伏歯と顎変形症患者間に差がなかった。 以上のように、新型肝炎ウイルスであるG型肝炎とTTV型肝炎の感染率を口腔癌と口腔嚢胞患者を中心に、一部埋伏歯と顎変形症の患者でも、測定し比較検討した。特にTTVは他のウイルスに比べ著しく感染率が高いことが分かった。また、一部のウイルスでは口腔疾患別に感染率の差が認められたが、その疾患別の感染率の差は疾患による年齢差が一部関与していた。
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