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BMP刺激による骨形成機構の組織工学を用いた解析

研究課題

研究課題/領域番号 12671969
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

関和 忠信  日本大学, 歯学部, 助手 (00154659)

研究分担者 大井田 新一郎  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (10114745)
稲毛 稔彦  日本大学, 歯学部, 助教授 (90096769)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード細胞工学 / 骨形成 / BMP / BMP receptor / HAP / CBFA-1 / TGF-β / receptor
研究概要

骨や歯周組織が欠損した場合には,機能の回復や生体組織の保護などを目的とし,その再建が必要となる。成長因子を用いて骨形成を促進する療法が開発されつつあるが,骨誘導を行うためには大量の成長因子が必要で,臨床に使用するためには合成や精製などが困難である。また,成長因子によって誘導された骨組織は軟骨の成分が含まれるなど,通常の骨組織の組成とは異なっている。これらの欠点を補うために,組織工学を用いた方法が提唱されている。
そこで,細胞工学によるBMPを中心にしたsignal伝達系を検索した。
「結果と考察」
培養したHAP
培養後7日のHAP-表面には骨髄の細胞から分化した骨芽細胞が多数結合していた。HAPと骨芽細胞の間には薄い骨様の組織が形成去れている像が観察された。
移植実験
移植後1日日では移植片の周囲に炎症がみられた。3日日では移植片の周囲の結合組織に新生された多数の毛細血管が観察された。移植後5日日では移植片周囲には新生骨の形成が観察され,7日めでは新生骨が形成される量は増加した。
対照実験では,移植後3日ではHAPが吸収され14日後でも骨形成はみられなかった。
ISHおよび免疫組織化学ではBMPおよびそのreceptorはHAP周囲の骨芽細胞に発現しており,BMPはおもにautocrineとして作用していることが判明した。またBMP特異型,共有型および抑制型SmadはBMP receptorの局在に一致しておりBMPのsignalはSmadにより伝達されることが明確になった。CBFA-1の局在はTGF-βの局在と近似しており,骨芽細胞に強く発現がみられた。
培養後7日のHAP-費用面には骨髄の細胞から分化した骨芽細胞が多数結合していた。HAPと骨芽細胞の間には薄い骨様の組織が形成去れている像が観察された。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 寺門正明, 稲毛 稔彦他: "マウス顎顔面の成長におけるnogginの遺伝子発現"歯科基礎医学会雑誌. 42. 563-572 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 稲毛 稔彦: "歯科におけるBMPと骨誘導の発展性"日本歯科医師会雑誌. 53. 13-20 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshihiko Inage, Tadanobu Sekiwa: "Expression of Noggin Gene during Development of Maxillofacial Region in Mice"Japanese Journal of oral Biology. Vol.42, No.6. 563-572 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshihiko Inage: "Advances of BMP and bone indduction in"Journal Japanese dental association. Vol.53, No.11. 13-20

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 稲毛稔彦,関和忠信 他: "マウス顎顔面の成長におけるnogginの遺伝子発現"歯科基礎医学会雑誌. 42巻・6号. 563-572 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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