研究課題/領域番号 |
12671995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
社 浩太郎 (2001) 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (10303976)
山内 多恵 (2000) 大阪大学, 歯学部・附属病院, 助手 (30314389)
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研究分担者 |
高田 健治 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (50127247)
社 浩太郎 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (10303976)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 咀嚼運動 / 不正咬合 / 円滑性 / 運動制御 / 数理モデル / 矯正治療 / 咬合干渉 / 小児 / 顎運動機能 / 運動の円滑性 / 運動生理学 / 歯科矯正治療 |
研究概要 |
第一に、正常咬合を有する成人群15名、早期混合歯列期の小児群8名について、物理的性状が既知であるガムとグミゼリーを披検食品として、咀嚼時の下顎中切歯点の3次元運動軌跡が、,ミニマムジャークコストモデルで予測できるかどうかを検討した結果、いずれの披検食品についても、成人、小児群ともに運動軌跡はミニマムジャークコストモデルによって高い確率で予測できることが明らかとなった。これにより正常咬合を有する者の咀嚼運動軌跡はその円滑性を最大化するように制御され、形成されていることが示唆できた。ただし、円滑性を示すことができる値(ジャークコスト)は単一咀嚼サイクルの閉口相において小児群のほうが成人群より有意に高い値を示した。またジャークコストは小児群のほうがばらつきの大きい分布を示した。この動態特性は、歯列の形態変化に伴う咀嚼運動の適応過程で現れる運動パターンの多様性として理解できることが示唆された。第二に、不正咬合のモデルとして、被検者の咀嚼時平衡側の大臼歯に咬合干渉物を装着し、繰り返し咀嚼運動を行わせた時のジャークコストの経時変化について調べた結果、ジャークコストの有意な減少が認められたことから、このパラメータを用いれば歯の早期接触に伴う運動特性の変化を定量的に評価できることが分かった。第三に、矯正治療を行う前の10名の骨格性下顎前突患者群の咀嚼運動円滑性について、正常咬合者群と比較した結果、有意に正常咬合群のほうが円滑に下顎運動を行っていることが明らかとなった。
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