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感染性心内膜炎診断のための栄養要求欠陥レンサ球菌のPCR法による迅速検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12672006
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

佐藤 節子  鹿児島大学, 歯学部附属病院, 講師 (70145514)

研究分担者 井上 昌一  鹿児島大学, 歯学部, 教授 (30028740)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードNutritionally variant streptococci / PCR / プライマー / 歯垢 / デンタルプラーク / 口腔細菌 / 検出 / 同定 / NVS / Abiotrophia / Granulicatella / Primer / Dental plaque / Adiotrophia / Primar / ビタミンB_6要求性連鎖球菌
研究概要

栄養要求欠陥レンサ球菌とは、Nutritionally variant streptococci (NVS)と呼ばれるビタミンB_6誘導体要求性を特徴としたグラム陽性球菌からなる菌群である。NVSは口腔常在細菌として健康なヒトから分離されるだけでなく、心内膜炎をはじめ、糸球体腎炎、中耳炎、結膜炎など様々な感染症との関連が示唆されている。しかし、NVSはその特殊な栄養要求性のため、通常の血液寒天培地を用いた分離法では培養できないことが多く、常在細菌叢や感染病巣からの分離同定があまりなされていなかった。
近年PCRプライマー法による細菌同定法が確立するにつれ、培養が困難な細菌が容易に検出・同定されるようになってきた。NVSにおいても16S rRNAシーケンスに基づいたPCRプライマー法により、Culture-negativeと診断されていた臨床サンプルから同菌が検出・同定されたという報告がなされている。しかし16S rRNAシーケンスは種を超えて保存されている領域であり、混合感染が見られるような感染巣の病原細菌を特定することはむずかしい。
上記の問題を解決するためには16S rRNAにかわる菌種特異的な配列を確保する必要がある。我々は、NVSに種特異的なPCRプライマーを見いだした。現在ヒトから分離されるNVSは4種類(Abiotrophia defectiva, Granulicatella adiacens, Tranulicatella paradiacens, Tranulicatella elegans)に分類されているが、これら4種類のNVSそれぞれに特異的なプライマーを発見することができた。
これらのプライマーは、混合感染の見本である歯垢(デンタルプラーク)を臨床サンプルとした場合にも有効に働き、プライマーごとに明瞭な単一のPCR産物を得ることができた。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Taisei Kanamoto: "Genetic Heterogeneities and Phenotypic Characteristics of Strains of the Genus Abiotrophia and Proposal of Abiotrophia para-adiacens sp.nov."Journal of Clinical Microbiology. 38・2. 492-498 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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