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人工糖質合成素子の開発と活用

研究課題

研究課題/領域番号 12672046
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 化学系薬学
研究機関東北大学

研究代表者

谷口 孝彦  東北大, 薬学研究科(研究院), 助教授 (90271915)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードアルドヘキソース / レボグルコセノン / キラル合成素子 / ノビオース / フィゾスチグミン / フィソベニン / フェブルフジン / シキミ酸
研究概要

セルローズの熱分解によって10%程度得られるビシクロ[3.2.1]オクタン型骨格を持つ(-)-レボグルコセノンは立体化学的に偏った構造上にエノン部とマスクされたホルミル基と1,2-グリコール部を持つ立体制御の容易な化学的機能性の高いキラル分子である.これをキラル素子として有効に活用する試みはなされているものの低収率,(-)-体のみに限定されていること,分子内アセタール部が化学的に安定すぎる,ことから十分な活用がなされていなかった.本研究では先ずレボグルコセノン両対掌体の合成法を検討し,酵素化学的手法を用いて達成することに成功した.一方レボグルコセノンの持つ過分の安定性を制御出来る等価体の合成を行い,本素子の持つ機能性と本質的なコンベックス面選択性を反映させて,8種のアルドヘキソースの完全ジアステレオ制御合成およびノビオースの合成を完成することが出来た.またカラバル豆アルカロイド,フィゾスチグミンおよびフィンベニンの合成をそれぞれ達成した.さらに基質の持つ立体および化学的特性にメタセシス反応の特性を加えて,フェブルフジン,シキミ酸およびシュウドモニックアシッド類の合成を達成することに成功した.

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Takahiko Taniguchi 他1名: "A Diastereocontrolled Synthesis of (+)-Febrifugine : A Potent Antimalarial Piperidine Alkaloid"Org.Lett.. 2. 3193-3195 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Adel S.ElAzab 他2名: "An Expedient Route to the Calabar Bean Alkaloids (-)-Physovenine and (-)-Physostigmine"Org.Lett.. 2. 2757-2759 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Keigo Tanaka 他3名: "A Concise Route to (+)-Estrone"Org.Lett.. 2. 1915-1917 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Miwako Takeuchi 他2名: "Stereocontrolled Synthesis (+)-L-noviose Using a Versatile Sugar Building Block"Tetrahedron Lett.. 41. 2609-2611 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Miwako Takeuchi 他2名: "Ring-Closing Metathesis Protocol for a Diastereocontrolled Preparation of the C28-C34 Segment of FK-506"Tetrahedron : Asymmetry. 11. 1601-1606 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Miwako Takeuchi 他2名: "Ring-Closing Metathesis Protocol for a Diastererocontrolled Synthesis of (-)-Shikimic Acid"Synthesis. 1375-1379 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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