研究課題/領域番号 |
12672080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
岡部 光 福岡大学, 薬学部, 教授 (10078678)
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研究分担者 |
藤岡 稔大 福岡大学, 薬学部, 助教授 (80165357)
長尾 常敦 福岡大学, 薬学部, 助手 (90180455)
阿部 フミ子 福岡大学, 薬学部, 助手 (10090747)
柏田 良樹 新潟薬科大学, 助教授 (30169429)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 腫瘍細胞増殖抑制植物成分 / ヒト胃癌細胞(MK-1) / ヒト子宮頸癌細胞(HeLa) / マウスメラノーマ細胞(B16F10) / タンニン及び関連化合物 / フラボノイド / フェニルエタノイド配糖体 / トリテルペノイド / 腫瘍細胞増殖抑制作用 / マツカゼソウ / Lippia cancescens / Inula helenium / クマリン / フラボン / セスキテルペン / クマツヅラ科植物 / アレチハナガサ / コバノランタナ / トリテルペン / ポリフェノール / 腫瘍細胞増殖抑制 / ヒト胃ガン細胞 / ヒト子宮頚ガン細胞 / マウス悪性メラノーマ細胞 / 抗腫瘍活性植物成分 |
研究概要 |
植物に含まれる腫瘍細胞増殖抑制成分の探求を目的として、種々の植物のメタクールエキスを調製し、ヒト胃癌細胞(MK-1)、ヒト子宮頸癌細胞(HeLa)、マウスメラノーマ細胞(B16F10)に対する増殖抑制活性を検定した。被検植物は福岡大学薬用植物園栽培品、福岡市植物園から分与されたもの、福岡近郊で採集したもの、メキシコ、中南米産植物、市販生薬等98科403種で検体数は609検体である。 雲南省産植物については、昆明植物研究所楊教授から送られてきた18科25種の植物エキス25検体の活性を検定するに留まった。エキスの50%増殖抑制濃度(GI_<50>)が12.5μg/ml以下の活性を示した植物は78種であったが、その多くは成分研究がすでになされているもの、または活性成分が特定されているものであった。興味を引かれたものの内、24種の植物については、さらにエキスの分画、成分の単離、同定、構造決定を行い、それらの活性検定を行った。単離した化合物は、チャルコン、フラボン、イソフラボン、タンニンおよび関連化合物、フェニルエタノイド配糖体のフェニルプロパノイドエステル、クマリン、アルカロイド、テルペノイド、ステロイド、トリテルペノイドと多岐にわたるが詳細は報告書に示す。 なお、調製したエキス検体の一部については抗HIV作用の検定を行ったが、期待した結果が得られず、研究は中断している。 今回、我々が成分研究した植物は、スクリーニングの結果から興味を持ったものの一部であり、かなりの植物の活性成分は未検討のまま残している。今後、さらに研究を続けて行く予定である。
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